「これから始める自分史入門」講座に、ご参加ありがとうございました。
2016年12月10日(土)に、NPOアクティブ・シニア・クラブで行った「自分史入門講座」、無事終了しました。
50代〜60代を中心とした男女16名の参加者をお迎えして、自分史についての概要をお話しする「講義」と、実際に参加者に話したり書いたりしていただく「ワーク」を、計105分行いました。
この日目指したゴールは、自分が、これから始めるとしたらどんな自分史を作りたいか、具体的にイメージしていただくところでした。アンケートでご感想をいただきましたが、非常に手応えを感じました。
自分史とは?
自分史とは、「自分の人生をみずから書きつづった記録。自伝」です。
「シニアの方が自分の人生を振り返り、自費出版で本を出す」というイメージが強いかもしれませんが、現在では、写真や映像、音声、創作、Webやデジタルと組み合わせた、より自由で幅広い「自分史」の取り組みが広がっています。
年代に関係なく、年若い人にも意義や楽しみがあります。セルフブランディングの上でも、自分自身の歩みを見つめ直すことは大きな意味があります。
今回の講座は、シニアの方が多かったため、仕事や子育てが一段落した60歳を中心に自分史に取り組むことの良さを中心にお話ししました。
ご参加の皆様の感想から、主なものをまとめます。
自分史で、自分がもう一度生きることができる
自分史は、個人がたどった歴史を、書いたりまとめたりして残すこと。それを若い人に読んでもらい、伝えることで、自分がもう一度、生きることができます。
これが印象的で、「自分史に興味を持った」という方もいらっしゃいました。
また、自分史を作ることで、自分に自信を持ち、ポジティブな気分になれることに勇気づけられるというご感想もありました。
自分が生きた証を残せる
自分史の本を、国立国会図書館に納本すれば、日本という国がある限り本が残りますし、見知らぬ次の世代の人に読んでもらうことができます。
実際、私の祖父が約25年前に自費出版した複数の自分史本は、国会図書館に納本されており、書誌データベースで検索することも、一般の方に読んでいただくこともできます。
このことを知って、「自分史に取り組むモチベーションになる」と感じていただけたとのことです。
【参考】
納本のお願い – 国立国会図書館
自分史は全身を使う作業・楽しみ
「自分史」というと、ひとり机に向かってコツコツ書く……というイメージがありますが(実際そういう作業もありますが)、実は全身が活性化する作業です。
「頭」で考え、企画して、調べる。
「足」で動き、懐かしい場所を訪ね、関係者に話を聞きにいく。
「手」で整理し、写真を選び、文字を書いたり、パソコンを打ったりする。
「心」が動き、懐かしんだり、喜怒哀楽がよみがえったりする。
新たな生きがいになると、実感していただくことができたようです。
写真をきっかけになら文章が書ける
今回の講座では、思い出の写真を入り口に文章を書いていただく「一枚の自分史」ワークを行いました。これがとても好評でした。
写真1枚から、自分にも「自分史」が書けることを体験。
この方法が「わかりやすい」「きっかけがつかみやすい」と実感。
その上で、そうした文章をたくさん集めることで、自分史が自分にも書けると感じていただけました。
「自分史」を知ろう、始めよう
これまで考えたことがなかった方にも、「自分史」を書いてみようかと考えるきっかけになったとのこと。
とても前向きにとらえていただき、手応えを感じました。
「自分史入門講座」は、今後も引き続き行っていく予定です。
また、編集・ライティングの専門家として、こうして関心を持ってくださった方が、次の行動を起こすためのサポートも行っていきたい。
私自身、今後の活動についてのいろんなヒントをいただきました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました!
【こちらもあわせてご覧ください】
・家族の「としつき」を残しましょう。12月25日(日)「50年後に残る家族文集のススメ」。
・12月10日(土)「これから始める自分史入門 ~「自分史」で、自分をふりかえる・知る・つながる・未来へ進む~」お申込受付中。
・思い出の写真1枚から書き始めれば、「文章苦手」さんも楽々スタート。
・50年前に、60歳をきっかけに祖父が作った家族本は宝物。(自分史)
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