カラスも口が開く猛暑まっただ中。(六義園)
暑中お見舞い申し上げます。
連日、最高気温35度以上、ところによっては39度に達する猛暑日が続いています。口を開けば「暑い……」しか出てこないありさまです。
このとんでもない暑さに、ひとついいところがあるとすれば、「暑い……!」という恨み節で、人の心がひとつになるところではないでしょうか。
人どころか、動物や植物までぐったりうんざりしている気がします。
こちら、文京区六義園で出会ったカラスくん。木の枝に留まって、右左を見渡していますが、どことなくぼうっとしている様子。
よく見ると口が開きっぱなしです。クチバシをこのかたちに保ったまま、右を見て、左を見て、上を見る。ずっとこのままです。
これは、パンティング(あえぎ呼吸)という行動なのだそうです。
口を開きっぱなしにして、浅く早い呼吸を行って、のどの奥の気道から体を冷やす方法なのだとか。
鳥には汗腺がないとのこと。つまり、汗をかかない。体温調節は、パンティングや、羽毛のない足からの体温発散などで行っているんだそうです。へええ。
もの言わぬ動物といえども、「暑い」という気持ちはよーくわかるよ……!
このあと水辺に移動して、水を飲んでいました。
のどが渇いているだろうから、さぞかし水をゴクゴク飲むだろうと思ったら、そうでもありません。
ちょっとクチバシの先を水につけて、
すぐ頭を上げる。
クチバシの中に含んだ水を、頭を上げてから飲み下しているようでした。
昔、ウチで飼っていた文鳥が、こんなふうな水の飲み方をしていた記憶があります。
この動作を、何度もなんども繰り返していました。
これが、カラスなりの“一気飲み”なのかも。
猫が自宅で熱中症で倒れた、なんて話も耳にしました。動物もたまらんですよ、こりゃ。
どこかでちょっと暑さには一段落してもらいたいですね。
カラスくんともども、心待ちにしています。
Spot Data
六義園
公式サイト http://teien.tokyo-park.or.jp/contents/index031.html
場所 東京都文京区本駒込6丁目
アクセス
JR山手線・東京メトロ南北線「駒込」(N14)下車 徒歩7分
都営地下鉄三田線「千石」(I14)下車 徒歩10分
季節の花
3月にしだれ桜のライトアップ、11月下旬〜12月上旬に紅葉のライトアップが行われる。ツツジ、サツキ、アジサイも見頃には美しい。
備考
文学に造詣が深く風流で知られた柳沢吉保が自ら設計した「回遊式築山泉水庭園」。五代将軍・徳川綱吉から下屋敷として与えられた駒込の地に造り上げた。明治時代に、岩崎弥太郎氏(三菱創設者)の所有となったのちに、東京市に寄付されて一般公開された。小石川後楽園ともども、東京の二大庭園に数えられる。
入園料 一般及び中学生 300円
開園時間 午前9時~午後5時 (入園は午後4時30分まで)
定休日 年末・年始 (12月29日~翌年1月1日まで)
Information
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