小さすぎる花は、指先を添えてピントを合わせて撮るといい。
直径5mm以下といった小さすぎる花、細すぎる茎にピントを合わせようとすると、背景にピントが合ってしまい、撮りたいものがきれいに撮れないことがあります。
そんなときは、手が届く範囲なら、指を撮りたい対象の近くにかざして、指先にピントを合わせましょう。
目の前にある小さい花、細い茎にピントを合わせたいとき
- 右手でカメラを構えながら、左手の指先を対象物の近くに持っていく。
- 指先にピントを合わせる。
- 左手をそっと外して、揺れなどが収まるのを確認してからシャッターを切る。
この方法でなら、スマホでも、また背景がごちゃっとしているときでも、比較的スムーズに欲しいところにピントが合います。ぜひおためしください。
スマホでの撮影例(FUJITSU EM01F)

早春のオオイヌノフグリ 2016.2.14 東京都港区・芝公園
スマホで撮ったものです(ノートリミング、無修正)。
港区芝公園で今年2月に行った「カメラで楽しむ公園散歩と自然観察・早春編」で撮りました。
この写真では、花よりも周囲の葉の方にピントが合ってしまっていますね。

早春のミチタネツケバナ 2016.2.14 東京都港区・芝公園
これはかなりねらったところにピントが合っていて、株全体の特徴もつかめたと思います。
最近のスマホカメラはきれいに撮れるし、かなりマクロでもイケますので、ぜひ素敵な写真を撮って、自然観察にも役立ててくださいね。
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