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2016-08-29

サイコロをふって自然を取り戻す「里山ゲーム」がおもしろい。

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20160827game

ゲームして遊んで、楽しみながら、生態系の保護について学べる「里山ゲーム」を知っていますか?

派手さはないゲームですが、大人もなかなかハマりますよ。

「ポケモンGO」ではありませんが、やはり「いきものを育てる」系のゲームは楽しいですね。

「グリーンセイバー歓迎会」で初体験

2016年8月27日(土)に、「グリーンセイバー歓迎会」が、東京都東久留米市で行われました。
あいにくの雨でしたが、今年の新規合格者を迎えて、和やかな雰囲気で行われました。

  • グリーンセイバーの活動の紹介
  • フィールドの紹介
  • どのようにして参加すればいいかの説明

以上が、すでに活動しているグリーンセイバーから行われました。

私も、自分の体験を少し話したうえで、11月3日(木・祝)に行う「カメラで楽しむ公園散歩」のPRを行いました。

その後、川辺でミニ観察会が行われる予定でしたが、あいにくの雨だったため、室内で行う雨用プログラムに切り替えられました。

そのひとつが、「里山ゲーム」です。私は今回初めてやりました。

「里山ゲーム」とは?

正式名称は、「ぼくらの里山いきものゲーム」といいます。

主に中学生を対象として、樹木・環境ネットワーク協会が製作したボードゲームです。

フクロウやゲンジボタルなど、「危機に瀕していて、復活させたい生きもの」=「指標種」を、「里山に復活させる」ことを目的としています。

通常、1グループ5~6名で行います。

【参考】
ぼくらの里山いきものゲーム - 樹木・環境ネットワーク協会

ゲームのねらい

こんなねらいで作られたゲームです。

急速に失われつつある里山の環境を人の手を入れて管理していくことで、人間の営みだけではなく、そこに住む生物にとっても豊かな環境になることを学びます。また、里山管理作業と生物多様性とが密接に関わっていることを実感します。
http://www.shu.or.jp/pdf/tool/satoiki/teachersGuide.pdf

ゴールは、決めた生きものを復活させること

何事も、ゲームにするとおもしろみが増して「とりあえずやってみよう」という気になるものですが、このゲーム、よくできています。

競争性はなく、5名なら5名のプレイヤー全員で協力してプレイします。

決めた生物ひとつ、たとえば「フクロウ」を里山に復活させるために、サイコロを振って、指示に従いカードを引いていきます。

生きものを復活させるためには、環境とエサが必要

「フクロウ」の場合、復活させるためには、

  • 環境カード「大木」
  • 生きものカード「カエル」「ヤマカガシまたはニホントカゲ」「イナゴ」「ネズミまたはノウサギ」

を揃える必要があります。
環境とエサがそろって、初めてフクロウが生息可能になる、というわけですね。

そのために、「間伐」を行ったり「下草を刈」ったりと、サイコロをふりながら、地道な手入れを進めていきます。

サイコロの目によって、植物や生きもののカードを引くことができます。フクロウの生息に必要なカードがそろえば、フクロウは復活できます。

エサとなる生物にも環境とエサが必要

ところが、ネズミのカードをうまく引きあてると、そのカードには、

  • 「クリまたはアケビ」
  • 「イナゴ」

が必要、という指示があります。エサとなる生物が生きられる環境も必要、ということですね。

基本的に人間の作業が必要だけど……

必要なカードをそろえるために、さらにサイコロをふり、カードを引いていきます。

やがて、土地を持っている地元の人の協力「アドバイス」や、一緒に作業する「ボランティア」も得られるようになり、作業がはかどっていきます。

しかし、ボランティアの人が増えても、サイコロの目によっては、悪影響も倍増します。ボランティアに正しい知識やスキルがないと、かえってよくない結果もありうるというあたりが、妙にリアルです。

地味な作業に結構ハマる

競争要素はないので、5名で協力してフクロウを復活させようとするのですが、なかなか難しいことがわかります。しかしその分、エサとなる小さな生きものが生きられる環境がそろうと、みんなで「おお〜!」と喜ぶことになります。

現実にも、ひとつの種の生きものを守ろうとすると、結局、生態環境全体を保護し、手入れを続けていく必要のあることが、感覚としてわかるようにできています。

よく考えられているなあと思います。

里山は、人と自然がゆたかに共存してきた原風景

基本的に、里山は人と自然が持ちつ持たれつの場です。

日本という島国の四季のある風土、山の多い狭い国土で、長い歴史の中、人がたゆまず手を加えることによって、人間が利用できるゆたかな自然を維持してきたのが「里山」です。

ですから、「自然を取り戻そう」というとき、それは手つかずの原生林を守ることだけではなく、街の近くで、人と自然がゆたかに共存してきた「里山」を取り戻そう、という意味合いが大きいのです。

自然と人間が対立するのではなく、自然を守ることが、人の暮らしのゆたかさにつながる、というのが、グリーンセイバーの考え方の基本です。

言葉で語ると理屈っぽく難しく聞こえるのですが、これが「ゲームによって体験できる」というのがおもしろいですね。

販売もレンタルもありますので、どうぞ!

このゲームは、簡単ですが奥深く、里山管理を体感し、生態系保護について学べる内容になっています。
対象は、中学生以上。
5〜6名のグループに分かれることによって、中学校1クラス程度の規模で同時に行うことが可能です。

販売もレンタルも行っています。

◎販売(送料込)

1セット・・・2500円/セット
1ユニット(4セット)・・・8000円/ユニット

◎レンタル

1ユニット・・・700円(メール便送料込)

「里山ゲーム」について興味がある、里山について知りたい、新たに里山保全活動をはじめたいという団体ご担当者の方は、樹木・環境ネットワーク協会までお問い合わせください。

お問い合わせ・お申し込みは、下記の樹木・環境ネットワーク協会のサイトからどうぞ。

ぼくらの里山いきものゲーム - 樹木・環境ネットワーク協会
http://www.shu.or.jp/tool/satoiki.html

 

私たちの班は時間切れで、フクロウを復活させることができませんでした。ゲームに慣れた中学生なら、30分ほどあれば、何巡か行うことができるそうです。次回はぜひ、復活までやってみたいですね。

 

【こちらもあわせてご覧ください】
まずは歓迎会とスタートアップ講座から。グリーンセイバーは、合格してからがおもしろいんです。
くやしさをバネに二度目の正直。グリーンセイバー・アドバンスに合格しました。
11月3日(木・祝)「カメラで楽しむ公園散歩・落ち葉と実りの秋編」のお知らせ
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