toggle
2016-05-18

ミニバラ好きは、「バラショウ」の「バラ鉢植え部門/ミニチュアローズ」も必見。

Share

バラの一大イベント「国際バラとガーデニングショウ」のバラ盆栽の展示をご紹介しましたが、もうひとつ、ミニバラ好きなら押さえておきたい展示があります。

コンテスト「バラ鉢植え部門」の「ミニチュアローズ(小鉢)」そして「ミニチュアローズ(大鉢)」のエントリー作品たちです。ミニバラの本に載っている代表的な品種は、ここでかなり見ることができます。

 

コンテスト「バラ鉢植え部門」の「ミニチュアローズ(小鉢)」の展示 2016.05.17 埼玉県所沢市・第18回国際バラとガーデニングショウ

コンテスト「バラ鉢植え部門」の「ミニチュアローズ(小鉢)」の展示 2016.05.17 埼玉県所沢市・第18回国際バラとガーデニングショウ

 

「ミニチュアローズ(小鉢)」では、本で見たことのある品種がずらり

こちらは、コンテストに出品したバラ愛好家たちが丹精込めて手がけたミニバラたち。小さな鉢にバランスよく枝が充実した見栄えのいい育ちっぷり、そして見事に咲きそろった小さな木いっぱいの花を見ていると、どれだけの時間と技術と手間が込められているのか、想像してため息が出るほどです。

ミニバラ、品種名「雪姫」

ミニバラ、品種名「雪姫」

ミニバラは、バラの中ではごく一部の少数派。そのため、このように区分していないと、なかなかいろんな種類を実際に、同じ場で一度に目にすることはとても難しいのです。これもなかなかレアな機会です。

ミニバラ、品種名「ゴールデンサム」

ミニバラ、品種名「ゴールデンサム」

 

ミニバラ、品種名「リトルアーチスト」

ミニバラ、品種名「リトルアーチスト」

 

ミニバラ、前列左から品種名「ほほえみ」「すえ姫」「レンゲ」

ミニバラ、前列左から品種名「ほほえみ」「すえ姫」「レンゲ」

 

「ミニチュアローズ(大鉢)」は高さ約1メートル!?

そしてこの、鉢と合わせると高さ1メートル近くあるこの「ミニチュアローズ(大鉢)」たちを見ていると、「ミニチュアってなんだ……」という気分になってくるでしょう。いやしかし、花も株もバラとしてはこれでミニなのです。会場内のほかのバラを見ていれば、納得できるでしょう。

コンテスト「バラ鉢植え部門/ミニチュアローズ(大鉢)」の展示

コンテスト「バラ鉢植え部門/ミニチュアローズ(大鉢)」の展示

ミニバラ、品種名「エルフィングロ」

ミニバラ、品種名「エルフィングロ」

ミニバラ、品種名「アンティーブ」

ミニバラ、品種名「アンティーブ」

 

小さな花、小さな木だからのよさがある。

花の直径1〜2センチ、木の高さも30センチ以下なんていう、卓上に乗るサイズのミニバラは、「マイクロミニ」といって区別されることもあるようです。

コンテスト「バラ鉢植え部門/ミニチュアローズ(小鉢)」の入賞作品

コンテスト「バラ鉢植え部門/ミニチュアローズ(小鉢)」の入賞作品

卓上に乗るサイズの小さなバラ、品種名、丹精されたその姿を見ていると、ミニバラの美が極まったひとつの理想を感じることができます。小さくとも花は凛と品よく美しく、木は枝を広げて存在感を持っている。

ミニバラ、品種名「姫乙女」

ミニバラ、品種名「姫乙女」

小さくて大味、じゃつまらない。ミニサイズの中におもしろさを詰め込み風情を盛り込もうと、ミニバラの品種改良を重ねた人の熱意と、自分がイメージした姿になるまで、木を時間をかけて育て上げた人の熱意を感じます。
両の手のひらに乗るほどの鉢の中に、小宇宙がある。

 

……なんてしみじみしていたのですが、写真を改めて見て気づきました。どうもFirst Prisesの大賞作品を見逃したようです! 確か、すべての部門の大賞作品を、どこかいいところにまとめて展示していたんじゃなかったかな?

今回、かなり見るところをしぼって時間をとったつもりですが、やっぱり何かしら忘れ物があるものです。

 

【こちらもあわせてご覧ください】
バラ育成に興味があるなら、「国際バラとガーデニングショウ」へ。
ミニバラ好きなら、「バラショウ」のバラ盆栽をチェック。
バラの豆知識002:初めてのミニバラを買って幸せになるために。注意点5つ【前】
バラの豆知識003:初めてのミニバラを買って幸せになるために。注意点5つ【後】

 


Event Data

第18回 国際バラとガーデニングショウ

160515roses_show06
公式サイト http://www.bara21.jp/
開催期間 2016.5.13(金)〜5.18(水)
会場 西武プリンスドーム(埼玉県所沢市)
アクセス 西武球場前(西武線)駅から徒歩5分
備考 国際バラとガーデニングショウでは、毎年異なるテーマを設定している。第18回(2016年)のテーマは「Paris パリ」。会場全体が、パリのおしゃれな小路をイメージしたデザインになっている。また、世界各地から250種のバラをコレクションし、バラの歴史を塗り替え「近代バラの母」と呼ばれるナポレオン皇妃ジョゼフィーヌに捧げる庭が場内の中心に作られた(写真)。

 


宮野真有ツイッター(お気軽にフォローどうぞ。基本フォロー返しします)
https://twitter.com/miyano_mayu

宮野真有Facebookページ(「いいね!」をするとブログの更新情報がタイムラインに届きます)
https://www.facebook.com/miyanomayu

Share
このブログを書いている人
profile001

宮野真有(みやの・まゆ)

東京都練馬区在住。フリーランスのフォトライター。

「楽しんで」「長く続けられる」「自分らしさが発揮できる」文章を大切に、教える・聞く・書くなどの文章関連のサービスを個人向けに行っています。

またブログでは、「植物」×「写真」×「文章」の3つをキーワードに、ベランダガーデニングや公園散歩の楽しみを発信しています。

タグ: ,
関連記事