バラの豆知識002:初めてのミニバラを買って幸せになるために。注意点5つ【前】
発掘しました、私が9年前に初めて購入したミニバラの写真。(ちょっとピンボケなのはお許しください。)このミニバラを枯らしてしまったところから、私のミニバラ歴は始まったのです……。(→「ミニバラが元気をくれた。」)
これから初めてミニバラを買うのなら、こんな風に選ぶと幸せになれると思います。
- 咲いた花を見て「好き」と思えるものを選んでください。
- お手頃価格のものがお勧めです。
- できれば「品種名」がわかるものを選びましょう。
- 余裕があれば、数鉢一緒に育てましょう。
- “買ってはいけない”ミニバラ。
今日は前半の3点です。
秋です。各地でバラフェスタなどのイベントが開催され、ホームセンターに開花苗が並び、バラの花に触れて鉢を購入する機会も増えるでしょう。
「ひとつ、場所をとらないミニバラでも買ってみるか」という気分になったら、それがあなたとバラの出会いのときです。
いきなりでも、突然でも、構いません。
ミニバラの育て方は、買ってから調べればいいのです。
ただし、後からでは間に合わないこともあります。
後々「ミニバラと暮らしはじめてよかった♪」と幸せになるためには、以下のことに気をつけるといいでしょう。
1. 咲いた花を見て「好き」と思えるものを選んでください。
花の色、かたち、大きさが気に入ることが、バラに愛情が湧く一番の早道です。
「また、花が咲くよう育てよう」と思うことで、水をやる気にもなりますし、どうしたらよく育つか、調べたり世話したりする熱意にもつながります。
上手に育てれば、ミニバラは何年でも、10年以上も、ずっとあなたのために花を咲かせてくれます。長いつきあいになるかもしれません。ずっと愛せる、直感で気に入った「一目惚れの花」を選びましょう。
2. お手頃価格のものがお勧めです。
有り体にいうと、安いものがよいです。
なぜか?
安い品種は、丈夫で病虫害にも強く、業者も育てやすいために、たくさん増やせるから安いのです。
安い品種がお勧めというより、丈夫で育てやすい品種がお勧めなのです。
実際に育ててみるとわかりますが、どんなに花が好みで気に入っても、葉っぱが病気にかかりやすくていつも見栄えが悪かったり、元気がなくて花数が極端に少ないと、あまり楽しくありません。
素人には、ミニバラの品種の区別はつきません。高い品種が高級で、安い品種がつまらないかといえば、そんなことはありません。とりわけ、初めて育てる人には関係ないことです。
気に入った花が咲いて、比較的お手頃価格のミニバラであれば、きっと育てやすくて楽しいはずです。
3. できれば「品種名」がわかるものを選びましょう。
ミニバラには、ただ「ミニバラ」と札がついていて、特に品種名の表記のないものがあります。
でも、同じミニバラでも品種によって、育ち方や性質が違います。
「なぜこのミニバラは、上へ伸びないの?」「ずいぶん伸びて花の重みでフラフラしてるんだけど、支柱を用意したほうがいいの?」そんな疑問がわいてくることもあるでしょう。
「レッド・ミニモ」「テディ・ベア」「レオニー・ラメッシュ」「シュネー・プリンセス」といった品種名がわかると、その品種がどういうミニバラか、枝が上へ伸びるタイプか横に張り出すタイプか、将来的にどこまで大きくなるか、花の特徴をどう言いならわすのかなど、いろんな情報がわかります。
また、ミニバラを育てて販売している育苗業者名がわかれば、サイトを探したり、何かのときに問い合わせたりすることもできます。
そういった「出自」がわかる鉢を選ぶと、後のいろんな楽しみにつながるので、お勧めです。
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