toggle
2015-01-29

「からだの中から若返るグリーンスムージー健康法」で、スムージー続いています。

Share
グリーンスムージー1回分の野菜と果物(ホウレンソウ、リンゴ、伊予柑、金柑、干し柿) 2015.01.27 東京都練馬区

グリーンスムージー1回分の野菜と果物(ホウレンソウ、リンゴ、伊予柑、金柑、干し柿) 2015.01.27 東京都練馬区

年末にグリーンスムージーを始めてから、1ヶ月が経ちました。

入門用として買ったこの本がかなり役に立ったので、レビューします。

「からだの中から若返るグリーンスムージー健康法」
仲里園子・山口蝶子(著)、 久保明 (監修)
PHP研究所
2012.2.16 初版

 

スムージーについて、始める前の周囲のイメージはこんな感じでした。

「セレブがやってるイメージ。面倒くさくてとても無理」(妹)
「お金がかかりそうで嫌」(母)
「体によさそう」(私)

……が、実際にやってみて、「庶民でもいけるんじゃないの?」と思っています。

グリーンスムージーとは、「葉物野菜を必ず入れる緑色のスムージー」のこと。「健康のためにスムージーを始めたい」と思っていた私は、書店で実際に数冊を手にとって見比べ、入門のために類書の中からこの一冊を選びました。

 

この本のいいところ

 

1. グリーンスムージー初心者のために冒頭に乗っている、「基本のレシピ」がおいしい。

最初に作ったこのレシピがおいしくて、野菜が苦手の父親までが「おいしい」と気に入ったことが、続けるきっかけになりました。

 

2. 考え方の基本が身につく。

「基本のレシピ」から、さらにグリーン野菜をどこまで増やせるか、果物とグリーン野菜の対比の目安などが載っていて参考になります。今のところウチは、グリーン野菜が4割の「スタンダードスムージー」をベースにしています。

また、様々なグリーン野菜や果物を使ったたくさんのレシピが掲載されているので、どういうものをとり合わせるとおいしいのか、初めての食材を使うときの参考になります。

 

3. 応用レシピを自分で作れるようになる。

巻末の資料集で、野菜や果物別に、主な栄養素や旬の時期、期待できる効果などが一覧になっています。これがなかなか使えます。今が旬で安い野菜や果物、求める効果や栄養素をたくさん含んだ野菜や果物は何なのか、索引的に調べることができます。また、今ある「この野菜(果物)」を使ったレシピを検索できて、何と組み合わせたらおいしそうかの参考にできます。

毎日ちょっとずつ入れるものを変えながらいろいろためした結果、掲載のレシピに頼らなくても、あるものを組み合わせておいしいと思えるスムージーを作れるようになりました。

 

この本の今ひとつなところ

 

1. 掲載されているレシピに、高価な食材も多い。

マンゴーとか桃とかメロンといった、「ミキサーで砕くなんてもったいない!」と思うようなものも、レシピには結構登場します(私の主観かもしれませんが)。確かにそこだけ見ると「ぜいたくなレシピ」に見えるでしょう。これにビビッて、スムージーを始めるのをやめてしまう人もいるかも。

かわりに旬のお手頃価格の果物を使えば、食材費はかなり抑えられます。

 

2. レシピがすべて「ミキサー1杯」単位。

掲載しているレシピはすべて、「ミキサー1杯分」の量です。1リットル弱、多いときで900ccぐらいのスムージーができる量になっています。

我が家ではこれを家族3人で、一度に約300ccずつ飲みきり、作り置きはしていません。これぐらいなら、結構飲めちゃいます。ただ、これをひとりで飲むとなると、量が多いので、2〜3回に分けないと飲めない量になると思います。

類書では、グリーンではないスムージーの本も含め、ひとり分ずつのレシピが掲載されているものもあったので、そういう本の方がいい場合もあるかもしれません。

ただ、この本に載っているレシピが、「果物を1コずつ+グリーン野菜1/2パック」というように、食材的に「作りやすい」量であるのは確かです。

 

3. タイトルからして年配者向き。

「からだの中から若返る」ですから、若い人には「ふーん」って感じだと思います。類書のスムージーの入門書やレシピ本を見ると、書籍ごとに「ダイエットに効果的」「体と心にきく」「がんが消える」とうたって、あたかも書籍やレシピによって効果が違うかのようにさえ見えます。

フレッシュな野菜や果物をいつもより多めにとることが体に悪かろうはずがなく、どんな悩みにもある程度効果があるのはまちがいないでしょう。ただこういうのは気分が上がるに越したことはないので、もし「私はダイエットしたい!」というのであれば、そういうタイトルでそういうレシピ、ノウハウをまとめた本の方が、満足度は高いかもしれません。

 

 

以上、書籍「からだの中から若返るグリーンスムージー健康法」の感想をまとめてみました。

 

何事もなかなか続かない自分が1ヶ月続けられたというだけで、私はかなりこの本に満足しています。

本が良かったのに加え、思った以上に70代の父母が喜んでくれたのが一番でした。毎日楽しみにしてくれるので、私も作らざるをえません(笑)。

体にいいのは本当で、飲んで数日で「お通じがよくなる」「目覚めがいい」「日中、頭脳がスッキリ」「身体が軽くなる」などの変化を実感しました。ただ、20日間を過ぎたあたりから、当初のドーピングしたかのような「なにコレすごい!」という感覚は薄れてきて、「それが普通」になってきました。それはそれで、すごくいいことだと思っています。

あと、野菜・果物不足は改善されたと思いますが、睡眠不足と運動不足については、グリーンスムージーを飲むだけではいかんともしがたいです(笑)。食べて、寝て、運動する。この3つが体作りと健康の基本だなと、改めて実感しています。

知り合いが「スムージーを3年続けている」という話だったので、体にいいことはみんな続くんだなあと納得。私もまずは1年続けて、季節のいろんな果物、野菜を使ってみようと思います。

「これはおいしいのでは?」「これとこれの組み合わせはイケるのでは?」と、いろんなものをためしてみるのが、なかなか楽しいです♪

150127greensmoothie

↑干し柿の甘みがGood! 香り高い金柑と合わせると互いを引き立て合います。そして今の時期、甘くて酸味のある旬の伊予柑が、オレンジの代わりに活躍してくれます。

 


宮野真有ツイッター(お気軽にフォローどうぞ。基本フォロー返しします)
https://twitter.com/miyano_mayu

宮野真有Facebookページ(「いいね!」をするとブログの更新情報がタイムラインに届きます)
https://www.facebook.com/miyanomayu

Share
このブログを書いている人
profile001

宮野真有(みやの・まゆ)

東京都練馬区在住。フリーランスのフォトライター。

「楽しんで」「長く続けられる」「自分らしさが発揮できる」文章を大切に、教える・聞く・書くなどの文章関連のサービスを個人向けに行っています。

またブログでは、「植物」×「写真」×「文章」の3つをキーワードに、ベランダガーデニングや公園散歩の楽しみを発信しています。

関連記事