ミニバラが元気をくれた。
私は現在、マンションのベランダで、ミニバラを4鉢と、シュラブローズを1鉢、育てています。
植物に癒しを感じるようになり、大好きになったそもそもは、このミニバラからでした。
今回は、私がミニバラを育てることになったきっかけをお話ししようと思います。
1. いきなり枯らした。
今から10年ほど前、初めてのミニバラを買いました。
オレンジ色で、写真の右下の花に似ています。ひと目惚れでした。
が……枯らしてしまいました。
次に、別のミニバラを購入しました。
毎日水をやってかわいがっていました。
が……やっぱり枯らしてしまったのです。
2. ヤバイ。(自分が)
この頃私はひとり暮らしで、昼夜逆転の生活を送っていた上、仕事でもプライベートでもストレスが重なっていて、かなり参ってしまっていました。
ミニバラはかわいいし、覚えていればせっせと水やりもするんですが、ちょっとぼんやりしてしまうと、やらなければいけないことが頭からスッとんでしまう、という状態だったんです。
かさかさに枯れたミニバラを見て、あ、これは今の私だ、と思ったんですね。
自分に最低限、必要なケアをしてやることすらできなくなっている。
これはヤバイ、と思いました。
小さなことですが、この気づきが、落ち込みから回復する最初のきっかけになりました。
3. 君の名は?
少し回復してくると、自分が枯らしてしまったバラに「もう一度会いたい」と強く思うようになりました。
それで、ミニバラの品種を検索しました。
特定して、同じ種類のミニバラを買いなおそうと思ったんです。
ところが、無理でした。
たとえば、オレンジ色で花のかたちの似たミニバラでも、10種ぐらいはあるんです。
いくらネットや図鑑で写真を見比べても、区別がつきません。
4. エネルギー出てきた!
もうここまでくると意地になって、ちょうどテレビで知った「国際バラとガーデニングショウ」というイベントに、出かけていったんです。
西武ドームまで。
結局、まったく同じミニバラを見つけることはできませんでしたが、似たオレンジ色のミニバラ、上の写真の「レオニーラメッシュ」という品種ですが、これを購入しました。
そのあとちょっとずつ増えて、もうこれ以上増やせない状態になって、今に至ります。
5. ミニバラは、ペットみたいな植物。
ミニバラは、手をかけるとその分、きれいな花を咲かせてこたえてくれます。
人間と植物が「コミュニケーション」しているような気分になります。
それが、私がミニバラをペットに近く感じる理由です。
ちょっと毎日に疲れている方。
ミニバラと一緒に暮らしてみると、元気がもらえるかもしれませんよ。