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2016-09-07

残暑の中、秋を探しに。(六義園)

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朝夕涼しくても日中は残暑が厳しい9月頭。六義園(東京都文京区)に、秋の気配を探しに行ってきました。

残暑の陽射し 2016.9.3 東京都文京区・六義園

残暑の陽射し 2016.9.3 東京都文京区・六義園

この日、東京の最低気温は24.6度、最高気温は32.5度。日中は陽射しが強く、帽子か日傘が欲しい暑さでした。

園内は光と影のコントラストが強く、影が黒々。降るようなセミの声は、「ボーシーツクツク」のツクツクボウシの声が目立ちます。

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昨年、スタジイのドングリがたっぷり落ちていたあたりも、今年はまだきれいさっぱり。

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しかし別の場所では、ほそながいドングリのまだ青いものが、少し落ちていました。

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真っ赤に紅葉する秋の六義園の主役、ハゼノキは、早くも赤くなりはじめています。

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秋の七草のひとつ、女郎花(オミナエシ)。カマキリが花の影で日光を避けていました。あるいは花にくる虫を待っているのか。何度かシャッターを切っていたら、最後にカメラ目線をくれました。

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秋の七草のひとつ、萩(ハギ)。うっかりしていると、すぐシーズンが過ぎてしまいます。
万葉集でもっともよく歌に詠まれている、古くから日本で親しまれてきた花です。

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夏の間、長く白い花を咲かせてきたヤブミョウガは、そろそろ黒い実がつぶつぶと実り始めています。

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房になって咲く紫色の小花、ヤブランが、きれいに咲いています。

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ひと夏咲いてきたサルスベリは、まだまだ咲く気まんまんです。つぼみもまだたくさんありますが、いつまで咲くことができるのか。サルスベリの花の元気がなくなったら、本格的に秋というイメージです。

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園内中央の大きな池「大泉水」に浮かぶ石の島「蓬莱島」にたたずむアオサギ。別の日に、ゆうゆうと頭上を飛ぶ姿を見ましたが、見応えがあり優美でした。アオサギは、北海道では夏鳥、九州以南では冬鳥ですが、本州では一年中生息する留鳥だそうです。

暑さ厳しい日が続きますが、季節はゆっくりと動いていますね。

 

ここ、六義園で11月3日(木・祝)に、「カメラで楽しむ公園散歩・落ち葉と実りの秋編」をおこないます。東京を代表する美しい大名庭園で、秋のしるしを探しながら、撮影し観察する楽しみ方をお伝えします。グリーンセイバーのNPO法人 樹木・環境ネットワーク協会主催、500円。定員20名。興味のある方は予定をあけてお早めにお申し込みくださいね。

 

【こちらもあわせてご覧ください】
11月3日(木・祝)「カメラで楽しむ公園散歩・落ち葉と実りの秋編」のお知らせ
まっかな秋の六義園。(ハゼノキ、ほか)
立秋の六義園。
夏に咲く花たち。(六義園)

Spot Data

六義園

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公式サイト http://teien.tokyo-park.or.jp/contents/index031.html
場所 東京都文京区本駒込6丁目
アクセス
JR山手線・東京メトロ南北線「駒込」(N14)下車 徒歩7分
都営地下鉄三田線「千石」(I14)下車 徒歩10分
季節の花
3月にしだれ桜のライトアップ、11月下旬〜12月上旬に紅葉のライトアップが行われる。ツツジ、サツキ、アジサイも見頃には美しい。
備考
文学に造詣が深く風流で知られた柳沢吉保が自ら設計した「回遊式築山泉水庭園」。五代将軍・徳川綱吉から下屋敷として与えられた駒込の地に造り上げた。明治時代に、岩崎弥太郎氏(三菱創設者)の所有となったのちに、東京市に寄付されて一般公開された。小石川後楽園ともども、東京の二大庭園に数えられる。
入園料 一般及び中学生 300円
開園時間 午前9時~午後5時 (入園は午後4時30分まで)
定休日 年末・年始 (12月29日~翌年1月1日まで)


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このブログを書いている人
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宮野真有(みやの・まゆ)

東京都練馬区在住。フリーランスのフォトライター。

「楽しんで」「長く続けられる」「自分らしさが発揮できる」文章を大切に、教える・聞く・書くなどの文章関連のサービスを個人向けに行っています。

またブログでは、「植物」×「写真」×「文章」の3つをキーワードに、ベランダガーデニングや公園散歩の楽しみを発信しています。

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