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2016-02-20

春はミモザ。花を手折り花と遊ぶ、楽しいリース作り。

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友人の家で、今は盛りと咲く庭のミモザの花を使って、リース作りを楽しんできました。

 

ミモザのリース 2016.2.19 東京都練馬区

ミモザのリース 2016.2.19 東京都練馬区

 

ミモザとは、ギンヨウアカシアなどの花

ミモザケーキ、ミモザサラダ、カクテルのミモザ、そのほかいろいろミモザ風、なんて言葉で表現される「ミモザ」とは、ギンヨウアカシアやフサアカシアの花を指しています。

本来は、マメ科のオジギソウの植物の総称らしいんですが、こんにち「ミモザ」といえば、切り花のフサアカシアなどを指すようです。

特徴は、真っ黄色で小粒のふわっふわの花。
花びらがなくておしべばっかりなんでしょうか。ブラシノキの花に似ていますが、鮮やかな黄色、愛らしい小ささなどがあいまって、人気の花です。

このミモザが、梅と並んで早春の木に咲く花だというのは、わりと近年知りました。

植物好きのマイスターであり友人のよーこさんが、「うちの庭のギンヨウアカシアが咲いたら、ミモザの花でリースを作りましょう」と言ってくださっていたので、楽しみにこの季節を待っていました。

枝をたわめてくくって輪っかに

リースの作り方もいろいろあり、つる植物などで作った台に、接着剤で材料を止めつけていく方法もあるのですが、今回はワイルドかつ大胆に! 枝をそのままたわめてリースにしていく方法を教わりました。

以前から、山帰来(サンキライ、サルトリイバラ)を丸く束ねただけのシンプルなリースなどが好きで、自分で作ってみたいと思っていました。

さて、材料はまず、こんな感じで。

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坪庭の鉢に生えている細いギンヨウアカシアの木から、容赦なく枝を切ります。花が終われば、来年のために剪定して短く切りつめるので、切っても問題ないとのこと。ではいただきますか!

これを輪っかになるように、たわめて、緑色のワイヤーでくくりつけて止めつけていきます。

ざっくり輪っかにつながったところで、花を追加で小枝単位でとってきて、すいているところにさらに花を止めつけていきます。

枝が硬いので、円というよりおにぎりのような丸い三角形になりそうなところを、さらにたわめたり、花を追加したりと調整します。結構、力技。

小一時間ぐらいで、できあがり。

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本当は、販売されているリースのように、もっとこう、時計回りに流れるように方向をつけたかったのですが、なんというかもう、ありのまんまそのまんま、爆発した太陽みたいになりました!

この、ふわっふわ感がたまりません。
両手いっぱいに、追加の花の小枝をとってくると、少し暗い室内に真っ黄色の点々がふわふわ明るく光って、なんだか点描飛びかう少女漫画みたいな、ちょっと不思議な気分になります。うれしくて、ニコニコしちゃいます。

直径35センチぐらいに、結構ビッグにできあがった生花リース。ここから2〜3日、平らに置いて、ドライフラワー化することになります。

生の枝をゆわえつけたリースは、乾くとともに花も縮み、葉も縮んで、全体に完成時より少し、小ぶりになるとのことでした。

 

花は乾くと縮みます

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写真の左のふわふわしているのが、摘みたてのミモザの花。
右側が、数日おいてドライになった花です。

できれば、縮んでほしくないんですけどねえ。
でも、これはこれでかわいいです。

黄色いふわふわにまみれて、すっかり幸せ気分で帰宅。
翌朝、撮影したのがこの写真です。(↓)

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うん、やはり縮んでますね。
でも黄色い花は相変わらずつぶつぶしているし、鳥の羽みたいな銀色の葉っぱは、形をきれいに保っています。

よく乾かないうちに吊るしてしまうと、花がみんな下を向いて固まってしまうので、数日は平らに置いて乾かすのだそうです。

この花も葉も、時間が経てばやはり色も薄れ、茶色く乾いていくとのこと。
でも、生き物なのでしょうがない!
それまでの変化を楽しみたいと思います。

 

植物とのおつきあいは、無理・無茶・無体!

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花を生けるとか、飾るとかって、実は結構、無理無体なことをしてるんですよね。

私は基本、自然にまかせてひたすら観察するのが楽しい方なんですが、最近気づきました。
植物に詳しい人って、案外植物に容赦ない!

たわめたり、ちょんぎったり、ちぎったり。
干物にしてみたり、分解してみたり。

でもそれは、植物をよく知っているため。
そしてもっとよく知り、密接に関わるためなのです。

「切ったら痛い」という哺乳類の常識は、植物には関係ない。
枝をつかんでぐいぐいたわめても、植物の維管束は平気の平左で、バネのように元に戻るし。
放っておいたら困るほど伸びてしまうから、がんがん切って、剪定して。
それでも翌年にはまたケロリと枝を伸ばして、「どや!」って花を咲かす。

葉っぱをちぎっても、短く切っていけても、花に生命力があれば何日でも水を吸い上げて生きている。

どうやら植物って、ヒトが思うほどヤワじゃない。
ワイルドだね。

そういうことを、もっともっと実地で見て触れて知りたいな、と思いました。

植物と遊ぶクラフト、今年はもっといろいろやってみたいなと思っています。

 

リースは作りません(笑)が、3月19日(土)のグリーンセイバー無料ガイダンスin東京では、日本の山野の生態系にくわしい先生から、植物好きなら興味深い、知ってるようで知らなかったいろんな話が聞けます。目からウロコです。私も、昨年の受験者として参加し、体験談をお話しします。興味を持った方は、ぜひおいでください。

 

【参考リンク】
ギンヨウアカシアの育て方|ヤサシイエンゲイ
ギンヨウアカシアの育て方/住友化学園芸

 

【こちらもあわせてご覧ください】
花は生きている。切り花を保たせるコツ

 


Information

グリーンセイバー資格検定 無料ガイダンス

2016年3月 大阪・横浜・東京の3箇所で開催
★参加のお申し込み受付中です☆

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NPO法人 樹木・環境ネットワーク協会が2016年6月に実施する「グリーンセイバー資格検定」について、より広く、多くの人に知ってもらうために、無料ガイダンスが開催されます。

大阪、横浜、東京の3箇所で実施されます。

  • 2016年3月5日(土)13:30〜16:30 大阪
  • 2016年3月13日(日)13:30〜16:30 横浜
  • 2016年3月19日(土)13:30〜16:30 東京

2016年3月19日(土)に行われる東京会場の無料ガイダンスでは、私も出席して、昨年合格したてのグリーンセイバーとして、体験談などをお話しします!
くわしくはこちらをご覧ください。

お申し込みは、樹木・環境ネットワーク協会のサイトからどうぞ。
グリーンセイバー検定 各種申込みフォーム

 


Information

東洋文庫アカデミア「1枚の写真から始める、文章が苦手な人のための『自分史』体験ワーク」

2016年3月2日(水)13:30-15:00
★参加のお申し込み受付中です☆

150806jibunshi_fes2

回数:全1回
受講料:2,900円(税込)
講師:宮野真有(自分史活用アドバイザー)
対象:「自分史」をかたちにすることに興味のある、ライティング初心者の方
開催場所:公益財団法人 東洋文庫
〒113-0021 東京都文京区駒込本駒込2-28-21

・東洋文庫アカデミア・1枚の写真から始める、文章が苦手な人のための「自分史」体験ワーク(講座詳細)
東洋文庫/アクセス

お申し込みは、東洋文庫アカデミアのサイトからどうぞ。
東洋文庫アカデミア/お申し込み方法

 


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このブログを書いている人
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宮野真有(みやの・まゆ)

東京都練馬区在住。フリーランスのフォトライター。

「楽しんで」「長く続けられる」「自分らしさが発揮できる」文章を大切に、教える・聞く・書くなどの文章関連のサービスを個人向けに行っています。

またブログでは、「植物」×「写真」×「文章」の3つをキーワードに、ベランダガーデニングや公園散歩の楽しみを発信しています。

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