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2015-08-10

電子書籍ライフはじめました。紙の本と使い分ければ便利そうです。

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紙の本とスマホ 2015.8.11 東京都練馬区

紙の本とスマホ 2015.8.11 東京都練馬区

『ジュラシック・パーク』と続編の『ロスト・ワールド』を、電子書籍で初めて購入しました。これで本格的に、電子書籍ライフが始まったようです。今まで興味なかったのですが、読んでみるとこれはこれでメリットがあるものですね。

 

本を読むなら〝紙の本〟でしょ?

これまで「私は紙の本派なの!」といって、電子書籍には手を出していませんでした。

《その理由》

  • パラパラ指先でめくれないのがイヤ。
  • 本を読んだ感じがしない。
  • 読みにくい。
  • どうも頭に入らない。

感覚的なことばかりですが、感覚は大事です。私にとって書籍は、用途のためではなく、主に楽しむために読むもの。本を読んだという満足感が得られにくくて、さっぱり魅力を感じませんでした。

 

始まりは電子コミックから

そんな私がなんとなく読み始めてしまったのが、電子コミックです。

これも、電車で人が小さなスマホの画面のコミックを読むのを見て、「あんな小さな画面では漫画を読んだ気にはなれないなあ」と思っていました。漫画は絵が語る作品。小さな画面では細かく描きこまれた情報の半分も頭に入らず、もったいなさすぎます。

それをつい読んでしまったのは、無料だったからでした。

ある日、前から気になっていた15冊以上ある長い作品の、頭の3冊分がまるっと、フェアで期間限定で無料で配信されていました。これはもう、読まない理由はありません。

読んでみたら、「しっかり試し読みできる」「読みたくなったら夜中でもすぐ手に入る」「部屋や机の上に本が積み上がらない」という電子書籍のメリットが体感できて、「これはこれでいいな」と思うようになりました。

電子コミックは主に、集英社直営の「少年ジャンプ+」や「ジャンプBOOKストア」で読んでいるのですが、集英社のやり方が実にうまい。「期間限定で第1巻のみ無料」を、アニメ化やドラマ化、あるいは新連載スタート時に、タイミングを合わせてやってきたりする。こちらも興味がないわけじゃないので、「無料ならいいか」と、無料分だけ読んでみる。そして続きを読みたくなってうずうずする(我慢する)。

これを繰り返して、いつのまにか1冊も購入しないままに、「電子コミックをスマホで読む」ことに抵抗がなくなっていました。

 

クーポンで割引、にグラリ

電子書籍にあって紙の書籍にないもののひとつが、「クーポンなどによる大幅な割引」です。紙の本や雑誌は、どんな理由でも割引されることはない。安く手に入れようと思ったら、中古をブックオフなどの古書店で購入することになります。一度読んだら満足して手放すような本は、ブックオフでと割り切っています。

しかし今回、たまたま読みたかった『ジュラシック・パーク』が、最寄りのブックオフに並んでいませんでした。

「じゃあ、Amazonのマーケットプレイスでも利用するかな」と思っていたのですが、映画の公開直前ということもあって、全体的に品薄感が漂っています。そこにメールで飛び込んできたのが、総合書店「honto」からのDMメール。なんと、期間限定で使用できる1,500円分のクーポンを配布しています。

1,500円! 500円分ずつ3回分。これは大きい。
文庫の『ジュラシック・パーク』(上・下)、『ロスト・ワールド』(上・下)を購入したかった私には、なかなか魅力的でした。たとえば、『ジュラシック・ワールド』(上)の電子書籍が、hontoで756円。この購入時に500円のクーポンを使えば、256円で読めます。中古で紙の書籍を購入するのと比較しても魅力的です。

そして考えた。コミックはスマホだとどうしてもページが小さく縮小されてしまいますが、小説なら文字情報。スマホの画面が小さいからといって問題はさほどありません。とうとう買ってしまいました。

 

電子書籍のメリットとデメリット

実際に購入して読んでみたら、電子書籍はこんなところが魅力でした。

  • 場合により、大幅な割引がある。
  • 保管に場所をとらない。
  • 重くない。かさばらず持ち歩ける。
  • 気になるところをブックマークやラインでマーキングして、あとでまとめて見られる。本文を検索できる。
  • 無料バージョンがある。そのため、新しい作家に出会いやすい。

一方、今イチなところは以下のとおりです。

  • 手にとってパラパラめくれない。
  • 若干動作が重くて、イライラすることも。
  • 閲覧に、このスマホでしか読めないなど、端末やアプリの制限がある場合がある。
  • 端末の電池が切れると読めない。
  • 読み終わっても人と気軽に貸し借りできない。

決定的に弱点だと思えるのは、次の点です。

書物に対して永続的な権利を手に入れられない。
ずっと〝貸してもらっている状態〟にある。

配信元がサービスを停止したとき、購入したはずの書籍のデータも自分の端末から消えてしまうということがあったと聞いて、「そりゃないだろ!」と思っていました。

そこを割り切れて価格にに納得できれば、便利だなあと思いました。
なんといっても、読む前の積ん読でも読んだあとでも、本が積み上がらないのがすばらしいですね。

紙の書籍と電子書籍を、用途や価格によって使い分けていけるといいのかなと思っています。

今後はちょっとずつ電子書籍の利用も増えていきそうです。

 


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このブログを書いている人
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宮野真有(みやの・まゆ)

東京都練馬区在住。フリーランスのフォトライター。

「楽しんで」「長く続けられる」「自分らしさが発揮できる」文章を大切に、教える・聞く・書くなどの文章関連のサービスを個人向けに行っています。

またブログでは、「植物」×「写真」×「文章」の3つをキーワードに、ベランダガーデニングや公園散歩の楽しみを発信しています。

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