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2016-10-20

2016年のキンモクセイ、2度咲きました! 花の秘密

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たっぷり咲いて終わったので、今年はもう終わりだろうと思っていたキンモクセイ。なんと、気づいたら2度目の開花をしていました!

キンモクセイ、今年2度目の開花 2016.10.20 東京都練馬区

キンモクセイ、今年2度目の開花 2016.10.20 東京都練馬区

記事へのアクセスで気づきました

気づいたのは昨日、10月19日(水)。

「キンモクセイの花は、ときに2度咲く。花の秘密」の記事にここ2日間ほど、なにやら急にたくさんアクセスがきていたんですね。

アクセス解析を見てみたら、「金木犀 2度咲く」などのワードで、検索してきている様子。

「どうして急に、こんなに検索かかってるんだろう……?」と考えていて、ハッと気づいたのが昨夜。

帰り道に鼻をクンクンさせてみたら、ほのかにキンモクセイの香りがする、ような気がします。暗闇の中で、毎日観察していたキンモクセイの木を確認してみたら、おお、咲いてる咲いてる!

花は1度目に比べるととても少なめ

花は1度目に比べるととても少なめ

咲いている様子は

1度目に比べると、花つきはまばらでかなり少なめです。

また、木全体で一斉に咲いた10月頭に比べると、今日咲いたものと数日前に開いたものがまじっていて、用意のととのったところから勝手にばらばら咲いている、というように見えました。

Twitter検索をかけてみると、

「キンモクセイ、いいにおい」
「キンモクセイの香りがするけど花が見当たらない」

といったキンモクセイに関するツイートが、地域は不明ながら、この数日結構あります。

1度目のときのように、木全体がオレンジ色になるほどは咲かないので、「これはキンモクセイの木」とわかっている木をよく見ないと、花を見つけられないのでしょう。

花弁は開ききっていないけれど、おしべはすでに乾いている。花の咲く力が1度目よりは弱い感じ

花弁は開ききっていないけれど、おしべはすでに乾いている。花の咲く力が1度目よりは弱い感じ

キンモクセイは何もないところから花が咲くまでが早い

キンモクセイが2度咲くのを確認したのは、数年前の1度目と、今回が2度目です。

「キンモクセイのつぼみは、展開が早い」ということは、まちがいなくいえそうです。

花が落ちてなにもないところから、新たに花芽を作って開花するまでが、すごく早い。最長で2週間ぐらい、もしかしたらもっと早いかも。

私が知る植物では、これはちょっぱや(超早)です。目立たなくても、花芽ってかなり早い段階からついているものです。

たとえばソメイヨシノ(サクラ)。落葉する今の時期から、次の春の花芽をたくわえています。

我が家のベランダのバラだって、花芽がぐんぐん成長する春でも、花芽が見えてから咲くまで、うーん、1ヶ月はかかってるんじゃないかな?

少しの日光で速やかに花を咲かせる早春の草花は、そこそこ早そうですが、草本と樹木ではやはりいろいろ違う気がします。

2016.09.29 満開のキンモクセイ

2016.09.29 満開のキンモクセイ

2016.10.07 咲いていた花はすでに落ちている

2016.10.07 咲いていた花はすでに落ちている

2016.10.20 観察していた同じ枝に2度目の開花

2016.10.20 観察していた同じ枝に2度目の開花

2度咲く条件は気温か?

あと、「2度咲く」条件は、ちょっとよくわからないですが、気温かも……と仮説を立てています。

気象庁の東京都練馬区の気象データを比べてみると、今年は10月に入ってからの気温が昨年よりは高めのようです。

2015年10月1日〜20日
1日の平均気温が20度を越えたのは、3日間

2016年10月1日〜20日
1日の平均気温が20度を越えたのは、11日間

となっています。

【参考】(別サイトへ)
練馬 2015年10月(日ごとの値) 主な要素 – 気象庁
練馬 2016年10月(日ごとの値) 主な要素 – 気象庁

私が観察した、今年2016年のキンモクセイの開花時期は、9月27日から10月5日あたりまで。

いくらキンモクセイの仕事が早くても、花を終えて完全に休みに入ったあとからまた咲くのは難しいと思えるので、1度目の花が咲いているときに高温が続いたことで、2度目の開花のスイッチが入ったのかもしれません。

「1日の平均気温が20度を越える」は、ひとつの指標で根拠があるわけではありませんが、今後も、気温が高めの秋は、「キンモクセイが2度咲くかも」と考えてもいいかもしれませんね。

花はごくぽっちりなので、よく探しましょう

花はごくぽっちりなので、よく探しましょう

心身をゆるく広げて、広く見ることが大切

今回、「2度目、咲いてるかも」と思わなかったら、2度目の開花に気づかなかった可能性があります。

意識しないと、目も鼻もただの節穴。

広く見て、そして深く見る。なかなか難しいですが、ひとつの物事を詳細に観察する一方で、広くアンテナを広げて、いろんな情報をキャッチするように、心身をゆるく広げておくのも大事だなと思いました。

でないと、せっかく素敵なことが身近に起こっていても、気づけないですからね。

 

Plants Data

キンモクセイ

和名 キンモクセイ(金木犀)
学名 Osmanthus fragrans Lour. var. aurantiacus Makino
英名 fragrant orange-colored olive
分類 シソ目モクセイ科オリーブ連モクセイ属
原産地 中国
備考 常緑低木、樹高2〜4m、胸高直径20〜30cmになる。雌雄異株で、日本では雄株のみ。花は9〜10月に開花し、香りが強い。日本には江戸時代に渡来した。花を白ワインにつけたものが「桂花陳酒」、花を茶に混ぜたものが「桂花茶」。静岡県三島市の三嶋大社境内に生育するウスギモクセイ(薄黄木犀)の巨木が、「三島神社のキンモクセイ」の名称で国の天然記念物に指定されている。

【参考】(外部サイトへ)
金木犀 花だより - 三嶋大社

 

【こちらもあわせてご覧ください】
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