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2015-08-25

ベランダグリーン消失事件。春植え野菜の行方。

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5月の大型連休に買ってきた野菜(ハーブ)苗のその後です。

ベランダガーデニングの数鉢程度からの想像ですが……農業は大変だ!

パセリ、バジル、シソ 2015.6.6 東京都練馬区

パセリ、バジル、シソ 2015.6.6 東京都練馬区

 

猛暑に負けました(私が)

長かった猛暑を通りすぎ、一息ついてベランダを見ると。

……。
…………?
………………!!!

なにやら景色がさっぱりしています。

 

ポット苗(左からアシタバ、シソ、チャイブ、バジル、パセリ) 2015.05.03 東京都練馬区

ポット苗(左からアシタバ、シソ、チャイブ、バジル、パセリ) 2015.05.03 東京都練馬区

これ(↑)が、5月に植えた野菜(ハーブ)の苗たち。
5種類5鉢ありましたが。

今、ベランダに残っているのはバジルのみです。

 

パセリのその後

定植したパセリ 2015.5.17 東京都練馬区

定植したパセリ 2015.5.17 東京都練馬区

一番最初にパセリが消えました。
アオムシ(シャクトリムシ)にもりもり食われて、次にうどんこ病にやられたため、きれいでなくなった葉っぱを切って様子を見ていたところ、ちょっと水切れしたら、あっという間に一塊の枯れ草に。
買ってきてすぐの頃、ちょっとだけ食べました。

 

育たずに消えたチャイブ

定植したチャイブ 2015.5.17 東京都練馬区

定植したチャイブ 2015.5.17 東京都練馬区

次に、チャイブが消えました。
ネギアブラムシがついたのをとってやって、育て育てと念を送っていたのですが、ちっとも上に伸びません。いつまでも買ってきたときの姿のまま。
調べたところ、「苗のときより深めに植えないと、自分自身を支えられず、大きくならない」というような記述がWebで見つかりました。「大きい鉢に深く埋め直そうか」と思っているうちに、水切れでしおしおしお。
西洋アサツキとして薬味になることを期待していたのに、まったく口に入りませんでした!

 

結構よく育ったシソ

定植したシソ 2015.5.17 東京都練馬区

定植したシソ 2015.5.17 東京都練馬区

シソはかなり食べました。
育て始めてまもなく、アオムシ(ヨトウムシ)にガツガツ食われたので、「(虫に)食われる前に食え!」と、大きくなるまで待つなんて甘いことをせず、そこそこ育った葉っぱを片っ端から食べました。
まもなく、ちょっとかわいそうなぐらい葉っぱのないハゲハゲになって、また葉が出てくるのを待っているうち、暑いベランダに出るのをついさぼっていたら、水切れを起こして枯れてしまいました。

 

一番虫がつかなかったアシタバ

定植したアシタバ 2015.5.17 東京都練馬区

定植したアシタバ 2015.5.17 東京都練馬区

アシタバもすでに亡き野菜です。
これはしばらく食べることができました。巨大なミツバのようなかたちをしている葉っぱを、スムージーに入れて飲みました。ちょっと独特の苦味があるので、サラダ菜やグリーンリーフレタスなどと取り合わせて、風味をやわらげたりしましたね。
これもシソと同じタイミングで、からっからになりました。

苦い上、結構固いせいか、アシタバのみ虫害にはまったくあいませんでした。なかなかタフなやつだったので、もっと大きくなって収穫できると期待していたんですが、これもちょっと食べ過ぎたかも。もう少し大きくなるまで待つべきだったかもしれません。

 

バジルがタフでした!

定植したバジル 2015.5.17 東京都練馬区

定植したバジル 2015.5.17 東京都練馬区

そんなわけで、今、ベランダに残っているのはバジルのみです。

バジルも一時期葉っぱを虫にかじられて、やはり「食われる前に食え」と人間にもかじられて残念なことになっていたのですが、そこから脇芽を出してきて、今モリモリと復活しています。

バジル、愛してる。

 

食べられてナンボ。植物は成長と生命力で対抗する

植物は、枯れさえしなければ、結構なんとかなるものです。

虫にやられ、病気にやられることは、どんな植物も避けられない。

でも結局、植物の生命力が強ければ、植物が完全に負けてしまうことはないんですね。ダメージを受けた分だけ、いや、ダメージをカバーするぐらい早く成長できれば植物の勝ち。

あるいは。虫に食われたとしても、彼らはやがて巣立っていなくなります。それまで耐えきれば植物の勝ち。

ちょっと虫にかじられたり、ちょっと病気が出たりして見栄えが悪くなると、ガーデニング初心者ほど「もうダメだ」って気持ちになりがちですが、いやいや勝負はここからです。

 

ただし、根気がなくてその勝負に一番弱いのは、人間様だったりするのですが!

野菜を育てている友達に聞いても、のんびり取り組んでいる素人ガーデナーだと、わりとこんな(↓)パターンが多いようです。

自分が食べる野菜だから、無農薬で育てる
→虫がつく。あるいは病気になる。
→頑張って対処する。
→虫も負けない。
→次第に疲れてきて放置する。なるようになーれ♪
→下手をすると、葉っぱがなくなって枯れてしまったりすることも。
→そこを乗り越えた収穫物が、人間様の口に入る。感謝!

 

実は人間が一番、植物には迷惑!?

世の中を見ていると、「農薬は危険。無農薬野菜を!」という声がありますが。

自分で育ててみると思います。
「虫も病気も傷もなく、見た目のきれいな野菜を作らねばならない農業の人は大変だ。そんなの普通は絶対無理だ!」

お互いにフェアで一番理想的なのは、人間様が育てたシソを、虫もちょっとかじり、人間様もちょっといただき、葉っぱを減らしながらもシソも花を咲かせ、実を実らせて、植物人生をまっとうする、っていうかたちなのではと思います。

でも、ヨトウムシが全力でくるから、こちらも食べる分を確保しようとすると、全力にならざるをえません。全力で憎き敵を駆除するか、全力で一刻も早く食べるか。ハゲハゲになったシソを見ていると、「虫より人間様の方がよっぽど植物には迷惑……」と思いました。

 

とってもミニマムな「食うか食われるか」の世界のお話でした。

さて。
植木鉢が空いたので、夏植え野菜の苗でも買ってきますかね……。

 


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このブログを書いている人
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宮野真有(みやの・まゆ)

東京都練馬区在住。フリーランスのフォトライター。

「楽しんで」「長く続けられる」「自分らしさが発揮できる」文章を大切に、教える・聞く・書くなどの文章関連のサービスを個人向けに行っています。

またブログでは、「植物」×「写真」×「文章」の3つをキーワードに、ベランダガーデニングや公園散歩の楽しみを発信しています。

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