バラの豆知識005：苗を買うなら、バラの専門店に相談を。

バラには、バラの育苗業者が直接苗を販売する、バラ苗の専門ショップがあります。

存在感のある少し大きなバラがほしくなったら、バラの専門ショップできちんと相談をして、購入してみてはいかがでしょうか？

• バラ園などで実際のバラを見て、イメージをつかむ。
• 育苗業者のバラ専門ショップに相談をする。
• 勧められたバラの中から、購入するバラを選ぶ。

このようにして選ぶと、長く愛せるバラを買うことができると思います。

 

我が家のベランダも、バラのシーズンを迎えています。

５種５鉢あるバラの中で、２種がミニバラ、２種がポリアンサローズ（ミニバラより少し大型）、そして１種がシュラブローズといわれる種類のバラです。

上の写真の奥にある、小さなオベリスクに絡ませてあるのが、シュラブローズのブラッシュノアゼットです。

育てて10年近くになりますが、大きくなりすぎることもなく、世話もさして難しくはなく、毎年元気に花を咲かせてくれています。直径30センチの10号スリット鉢で、ずっと管理しています。

オベリスクの大きさは、高さ160センチ（鉢込み）×直径22センチ。オベリスクとしてはかなり小型のものですが、ベランダという限られた空間の中でほどよい大きさで、軽やかで華やかな雰囲気を出してくれています。

これは、我が家のバラの中で、購入するまでに一番時間をかけ、よく考えたバラです。

 

育苗業者のバラ専門ショップのいいところは、バラ育成のプロで、もちろん販売しているバラの特性についても熟知しているところ。

レオニーラメッシュとシュネープリンセス、レッドミニモ、そのほか数鉢のミニバラを育てていた私は、それまで持っていないタイプのバラを購入したくなりました。

それは、こんな条件のバラでした。

• 少し高さのある、茎が細いバラ。理想はつるバラ
• しかしあまり横に張り出さない。ほっそり高く育つ
• 花に香りがある
• 花の色があまり個性的すぎない、派手でうるさくない
• 花がたくさん長く咲く
• トゲが少ない
• 病害虫に強い

ミニバラを育てはじめて、いろいろ調べるようになって、仕立てをアレンジすることのできるつるバラ、そして香りのあるバラに憧れるようになったのです。

 

しかし、調べれば調べるほど、つるバラなんてベランダで育てる規模のものではないことがわかりました。大きすぎる！

狭いベランダで育てるので、縦にも横にも伸びすぎると悲劇です。また、トゲが鋭く多いと、近くで動くたびに引っかかって面倒です。狭い空間に数種のバラを置くので、全体の調和も大切でした。

バラ園やバラショーに行って、ある程度実際のバラも見た。本でも調べた。それでも、「自分にぴったりのバラはこれだ！」と、確信を持つことはできなかったのです。

 

そこで、バラの専門ショップに問い合わせをすることにしました。「これこれこういう条件のバラを探しているのですが、ふさわしいバラはあるでしょうか？」

そのショップは、いくつかの候補をあげてくれました。その中で、花の色が一番好みかなと思えたのが、このブラッシュノアゼットでした。

 

花の色はシルバーピンクといわれる、桜を思わせる淡くて品のいいピンク。ほかの赤や白のバラともケンカしません。

シュラブローズで「半つる性」。剪定して木立に仕立てることも、つるバラっぽく何かにからませることもできます。私は最初から枝を長く長く伸ばして育てました。

初めて「香るバラ」との暮らしも体感！　中香性で、花の季節はベランダに出ると、なじんだ香りがふわりと感じられます。

八重咲きのふわふわした花をありったけたくさんつけて、年に何度も返り咲きします。

本当に大好きで、何年見ていても飽きません。これも、購入前によく考えて、条件にあうバラをショップで紹介してもらったおかげだと思っています。

 

 

バラの専門ショップの一例です。
サイトにある、驚くほどたくさんあるバラの写真と説明を見ているだけでも楽しいですよ！

ショップで販売しているバラのカタログを取り寄せてみるのもいいでしょう。

京成バラ園芸ネット通販
バラ苗、京阪園芸ガーデナーズWEBショップ
コマツガーデン　オンラインショップ
相原バラ園
篠宮バラ園

 

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