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2015-09-03

プロが使う多色ボールペンは、三菱ユニの「ジェットストリーム」をおいて他にない。

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先日、無印良品のA5・100枚ノートを紹介しましたが、調子に乗って、お気に入りアイテムをもうひとつご紹介します。

 

多色ボールペンは大活躍

多色ボールペンは、編集者やライターの必需品。
これ1本で、黒字でメモを書きつけて、赤字でゲラの校正。ときには指定の書き込みに青字や緑字まで活躍する働き者です。

作業のデジタル化・オンライン化が進んで、昔に比べると出番は減りましたが、それでも取材メモに手帳や資料への書き込みなど、これなくしては仕事になりません。

色を切り替えるたびにおしり側のボタンを押し下げる多色ボールペンは、1日にカチカチやる頻度が単色ボールペンの3〜4倍以上になります。また、替え芯を使って何年も使うことになるという意味で、必要とされる耐久性が使い捨てのボールペンとは比べ物になりません。小さなアイテムながら、軸のプラスチックや各部のメカニズムの精密さや強度がかなり重要になるわけです。

いろんなボールペンがありますが、私は、編集者やライターのうち、かなり多くの人がこれを使っていると見ています。
三菱鉛筆ユニ(uni)の油性ボールペン「ジェットストリーム(JETSTREAM)」。

私自身も、知り合いの編集者に教えてもらって使い始めました。
調べてみたところ、2006年7月に国内販売が開始されたそうで、それから1年以内ぐらいに使い始めたと思います。

油性ボールペン「JETSTREAM」2015.8.26 東京都練馬区

油性ボールペン「JETSTREAM」2015.8.26 東京都練馬区

三菱uni・油性ボールペン ジェットストリーム
http://www.mpuni.co.jp/products/ballpoint_pens/#oilBased
※単色やカラーインクなどの商品もあります。

今となっては人気の定番商品なので、今さら紹介するのも気恥ずかしいのですが、もしまだ知らない人がいるなら、もったいないので今知ってください。

打ち合わせや取材で同席する編集者やライターがこれを使っていると、「ふっ……お主、プロだな」という気分になります。

 

なめらかな無敵の書き味

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ジェットストリームの何よりの美点は、その書き味にあります。

すっと紙に下ろした最初に、ダマにならない。
もしくは、かすれるということがない。
そこから線がなめらかに、途切れることなく続きます。
すぐに乾くので、こすって汚れが出ることもない。

あたりまえのようだけど、これがすごいんです。
時折ほかのボールペンを使うと、書き始める前に紙のすみっこでグルグル試し書きしないと書き始められなかったり、逆にインクの塊が先にたまっていて定規や紙を汚す、なんていう小さなことで、いちいち作業や思考を中断され、イラッ、とします。

それがどんなに作業の邪魔をしているのか、ジェットストリームを使うとよくわかります。
「でも、ボールペンってこんなもんでしょ?」そんなことはありません。

インクの色も濃くてくっきり。
小さな文字で書いた赤字も実にハッキリ、読みやすい。

一度ジェットストリームを使うと、ほかのボールペンでは満足できなくなります。というか、ボールペンで書くこと自体が楽しくなります。ちょっとした快感です。いや、本当に。

 

継続して使うので、替え芯は箱買い

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ジェットストリームの前には約10年、ゼブラ(ZEBRA)の4色ボールペンを愛用していました。頑丈で壊れない製品の良さが気に入って、プラスチックのおしりが欠けるほど使い込んでいました。それでも、一度味わったジェットストリームの書き味には対抗できなかったのです。

今、これをなくすと作業の能率に恐ろしく響く(やる気がだだ下がる)ので、万一1本忘れたり落としたりしても大丈夫なように、常時2本は持ち歩いています。

がしがし使っていくとどんどんインクがなくなるので、替え芯はついに箱で買ってしまいました。これでいちいち文房具店に行く必要がなく、いくら使っても安心です。

 

2本の役割分担で、いつ何時でも大丈夫

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2本以上を使うとき、ちょっとしたコツがあります。

まず、2本のうち、いつも使うほうを1本決めておきます。もう1本は、いつものを無くしたときや、インクが切れたときの予備と決めておきます。

そうすると、2本目を使うことになったときは、いつも必ずインクがたっぷり残っている状態になります。

これは、以前の失敗からの教訓です。2本を漫然と両方とも使いつづけていると、いざというとき、「どっちも赤が切れかけている」といった事態が起こります。これでは予備を用意した意味がありません!

メインで使う1本を決めておくと、常にインクをきっちり使いきりながら、予備の1本も万全、という状態でいられます。

 

お気に入りひとつを選べば、机まわりもスッキリ

とてもよく書けるお気に入りのボールペンができてみると、書き味今イチのオマケでもらったボールペンは完全に使わなくなるので、さっさとオサラバします。

本当に愛するあなただけがいてくれればいい! という気分になります。

「ボールペンってなかなかなくならないし、捨てられないしでイライラするわ〜」という人がもしいたら、ジェットストリームを1本買って、ほかは全部捨てましょう!……と言いたいぐらいです。

私は三菱ユニの回し者ではありません、念のため!
お気に入りのアイテムって、語ると止まらなくなりますね。

 

《参考リンク》

“油性ボールペン嫌い”が油性ボールペンをヒットさせた(1)http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/abc/forefront/080220_ジェットストリーム1/

“油性ボールペン嫌い”が油性ボールペンをヒットさせた(2)http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/abc/forefront/080227_ジェットストリーム2/

上記からリンクに飛べない場合はこちらからリンクをたどってみてください。
nikkei BP net「ビジネス・フォアフロント」
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/abc/forefront/

発売スタート当時(2008年)の記事。開発者が力を入れた小さなひとつひとつが、この使い心地につながっていることがわかる良記事。読んでいてうれしくなります。

 
【こちらもあわせてご覧ください】
ボールペン、私がフリクションを常用しないのは、60度以上の温度で〝消える〟から。
アナログ最強。どこでも使えるホワイトボード「ヌーボード」が便利。
愛しのA5・100枚ノート。(無印良品)


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