コブシの花が開花中です。
白くてひらひらと華やかで可憐な、コブシの花が咲き始めました。
以前にレポートした近所の木は、まさに開き始めの状態。
ふかふかの毛が生えたつぼみのコートがふたつに割れて、白い花びらが顔を出しています。
花はすべて枝先に一輪咲いているのも特徴ですね。
木によってはすでにかなり開花したものもあります。
ソメイヨシノよりも一足早く、白くこんもりと清楚な花を咲かせる、春の到来を告げる花木です。
渋谷区でもつぼみがぽこぽことふくらんでいました。コブシの開花時期については、練馬区とほかの23区内で、大きい差はないようです。(→参考:梅の場合)
ちなみに、コブシとハクモクレンの違いを調べていたら、「コブシは花の下に1枚葉がついている」とWebで複数の記載を見つけたのですが、
これは葉っぱではなくて、つぼみを覆っていた毛皮のコートが割れたもののなごりのことではないのか?
……と、花を見ながら考えています。そもそも葉っぱまだ出てないし。
Webの記述をうのみにするのは危険だと思いました。私も気をつけなくては。
というわけで、咲く時期もほとんど重なっているコブシとハクモクレンの違いは、以下のポイントです。
- 花が少し小さいのがコブシ、花が少し大きいのがハクモクレン。
- ひらひらと花びらが全開して、花があっちこっち向くのがコブシ、咲いても閉じたかたちで花が上を向いているのがハクモクレン。
- 花のつけねに、葉っぱのようなもの(つぼみを覆っていた殻のなごり)がついているのがコブシ、何もついていないのがハクモクレン
Plants Data
コブシ
和名 コブシ(辛夷)
英名 Kobushi magnolia
学名 Magnolia kobus
分類 モクレン目モクレン科モクレン属
原産地 日本の九州、本州、北海道、韓国の済州島に分布
耐寒性 強い
備考 樹高10〜20メートルの高木の落葉樹。庭木としてはそれなりのスペースが必要。「コブシ」が英名・学名になっている。種まきや田植えの時期を知らせる花とされてきた。
Calendar
1月〜2月 肥料
2月〜3月 植え付け
3月〜4月 開花期
4月〜5月 花が終わった直後に剪定
6月頃の翌年の花芽が形成されるので、枝の剪定をするなら、開花の直後に行う。
Information
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