2014-09-21
花? ランプ?(ウキツリボク)
小さな提灯みたいな不思議な実。……と思ってよく見たら、どうやら花のようなのです。
直径2cmほどの紙風船のような赤くて丸い球体から、スカートみたいに黄色いひらひらがのぞいて、その下にオシベらしきものが下がっている。
全体の長さは、約5cm。
提灯でなければ、風鈴のよう、というべきか。
かわいいけどヘンチクリンな植物。君の名は?
答えは、ウキツリボク(浮釣木)。流通名・チロリアンランプ。学名・アブチロン。
この名前がまた、わかりにくくて謎です。「浮き」が「釣り下げられている」「木」なのか?
流通名のチロリアンランプが、軟派な名前だけど一番わかりやすい気がします。
ブラジル原産の熱帯植物で、半つる性低木。
赤い部分は萼で、黄色い部分が花びらなのだとか。
熱帯植物のわりに、日本の気候にもなじむため、比較的育てやすいそうです。写真の木も地植えで、垣根に絡ませてありました。
花期は6〜9月と長く、気温が10度以上あれば冬に花が咲くこともあるそうです。あなた本当に熱帯生まれ?
花数も少なかったし、この木はそろそろ花期が終わりだったのかもしれません。
開く前のつぼみ(萼)も、赤くて丸くてかわいらしいし、咲けば花びらの黄色が加わって、さらにチャーミング。
熱帯産のわりに、どことなく和のテイストも持ち合わせているのが、また個性的です。
余談。
だんだんコツがわかってきました。
このウキツリボクの名前は、「赤 黄 花 秋 ぶら下がっている」の画像検索でヒットしました。もう、ありのままに検索すればいいんじゃないかと思います。考えるんじゃない感じるんだ。
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