toggle
2014-10-09

ミニバラでお勧めの本。『ミニバラとつるのミニバラ』

Share

『ミニバラとつるのミニバラ』
村田晴夫(著)
講談社
2004年2月初版

ミニバラを育ててみようかな……そんな気持ちになったら、まずは関連書籍を1冊購入してみてはいかがでしょうか。

この『ミニバラとつるのミニバラ』は、2005年に私がミニバラを育てはじめたとき……いえ、正確にいうと、最初のミニバラを枯らしてしまって、「ミニバラの種類を知りたい。あのバラと同じバラを買いたい」と思ったときに購入したものです。
「ミニのつるバラ」の存在もその仕立ての妙味も、初めてここで知りました。
ミニバラという世界のおもしろさ、奥深さを感じさせてくれた1冊です。

第II章の「育ててみたいミニバラ図鑑」が、充実しています。
ミニバラにこんなにたくさんの種類があるのかとびっくりしました。
巻末の索引を数えたところでは、64種のミニバラの品種が網羅されています(これでもまだ、載っていないものが多くありますが)。
この後、より育て方が詳しいバラの書籍を購入しましたが、ミニバラの写真がこれだけ揃っているものはありませんでした。「ミニバラ」に分類されるバラは、バラ全体の中だと限られるのです。

そのほか簡単にではありますが、バラの育て方・楽しみ方について、ひととおり触れられていますので、購入前に買う1冊としては十分かと思います。
私の場合、実際にミニバラの鉢数を増やすまでに、この本を眺めて、あれを買おうか、これを育てようかと想像して楽しんだ時間は、半年に渡りました。
また現在でも、植え替えのときにパッと土の配合をこの本で確認するなど、ミニバラの育て方の教科書として参考にしています。

残念ながら、現在はAmazonその他でも品切れしているようで、中古品でしか入手は難しいようです。

「ミニバラ」に興味があるのでしたら、この本か、あるいは次のような、タイトルに「ミニバラ」と冠した書籍を購入されるのをお勧めします。
普通のバラの書籍を購入すると、ミニバラに関する品種の紹介や育て方の記述が少ない場合が多いので、実際に書店で内容を確認して買うのがよいでしょう。

もちろん庭や十分なスペースがある場合には、ミニバラを飛び越して、バラ栽培の深淵なる“沼”へ踏み入ってしまっても、それはそれで楽しく素晴らしいことだと思います!

ひとつバラを育ててうまくいくと、次から次へと違うバラが欲しくなってしまうものだったりします……あ、これはまた別の話ですね。

 


宮野真有ツイッター(お気軽にフォローどうぞ。基本フォロー返しします)
https://twitter.com/miyano_mayu

宮野真有Facebookページ(「いいね!」をするとブログの更新情報がタイムラインに届きます)
https://www.facebook.com/miyanomayu

Share
このブログを書いている人
profile001

宮野真有(みやの・まゆ)

東京都練馬区在住。フリーランスのフォトライター。

「楽しんで」「長く続けられる」「自分らしさが発揮できる」文章を大切に、教える・聞く・書くなどの文章関連のサービスを個人向けに行っています。

またブログでは、「植物」×「写真」×「文章」の3つをキーワードに、ベランダガーデニングや公園散歩の楽しみを発信しています。

タグ:
関連記事