2014-09-01
白く輝く、ニラの花。
「清瀬ひまわりフェスティバル」会場近くでは、ほかにも様々な花が咲いていました。
その中で目を引いた、輝く一群の白い花。
6つの角を持つ星のようなきらきらした小さな花がたくさん集まって、まっすぐ30-40cmの高さに伸びています。
君の名は?
答えは、ニラの花。
野菜のニラです。レバニラのニラです。
葉っぱを見ると、確かにニラなのですが、いつも束になってくくられた姿しか知らなかったのでわかりませんでした。
そしてその正体を知ったとたん、「きれーい」から「おいしそう」に感想が変わってしまいました。なんて現金な。
ニラは、ヒガンバナ科ネギ属の多年草。
花期は8-10月頃。
6つの花弁を持つように見えますが、実はこのうち花弁は3枚のみで、あとの3枚は「苞(ほう)」(つぼみを包む葉のような組織)なのだそうです。
なんでそんなかたちに進化したのか。花びらが3枚だけじゃ寂しかったのか……?
6角形の星形がたくさん集まった花は、見れば見るほどかわいらしい姿です。
気がつけば、うちの近所の草むらにも生えていました。
意外と身近なところに多い草なのかもしれません。
「よし、とって食おう!」と思った方。
葉っぱがよく似た「スイセン(水仙)」の葉を間違えて食べて、食中毒を起こした事例(2014年5月・岐阜県)があるので、ご注意を! スイセンにはアルカロイドという有毒成分があります。
食べる話ばっかりで、ニラの花にもうしわけない。
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