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2016-09-22

「ほめ」て笑えば、うちの中が穏やかになる。

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昨日書いた父の病気(認知症・心臓病)と向きあうのに、「ほめる」ことがとても役立っています。これで我が家には笑顔が増えたといっても過言ではありません。

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よかれと思うアドバイスが逆効果に

約1年前、父にできないことが少しずつ増えてきたころ、不安がつのる母と私は、たがいに最善と思うことを行っては、ぶつかりあってケンカしていました。

私から見ると、母は父の世話の負担が大きく、イラ立って父にきつい言葉をぶつけたりします。それをなんとかしたいと思い、いろいろ調べてはアドバイスしたり、家にいるときは母を手伝ったりしました。

けれど母から見ると、私があれこれアドバイスするのは、母のやり方の否定のように思えて、我慢ならなかったようです。

母をほめたら変化のきっかけが

それに気づいた私は、考えてがんばって、自分のやり方を変えてみました。

母のやり方のうまくいっていないところを非難するのではなく、母ががんばってうまくやっているところをほめて感謝するようにしました。

その上で、口だけアドバイスするのではなく、できるだけ自分でやってみせるようにしました。

たとえば、父が何かヘンなことを言いだしたときには、母が声を尖らせて「何を言ってるの! 情けない」と愚痴る前に、私がまず笑って、「やだなあ、お父さんたら、ちがうでしょー」と、なんでもないことのように話題にします。

食事中に父が食べ物を落としたら、「またやった!」と母がイラ立つ前に、「あーはいはい、大丈夫、私片付けるよ」と、なんでもないように席を立ってさっと片付けて、また食事を再開します。

たぶん、何かのきっかけになったのでしょう。また、母もいろいろ考えたのでしょう。事態はゆっくりと変わってきました。

今では、「父がこんなヘンなことを言いだした」「おもしろいわよねー。なんでああなるのかしら?」と、ふたりで笑って話題にできるようになりました。

先生、それはほめすぎです!?

父を診てくださっている循環器科の医師は、「患者とともに、家族もケアする」という視点の持ち主で、父の心臓病発覚のときから、家族に、特に父の世話をする母ががんばりすぎないように、配慮をしてくださっています。

心臓病の父には塩分制限食が必要なので、母はできるだけ塩分の少ないメニューを心がけています。

検査をして父の状態がいいと、先生は、母を無茶苦茶ほめるのです。

「すばらしいですね。これは、奥様ががんばってくださっているからですよ!」

私もつきそいで行ったときには、私もほめられました。

「支えているお嬢さんもすごい。いいお嬢さんを育てられましたね!」

なんじゃそりゃ! ほめすぎでしょ、口がうまいなあ……と聞いていました。すると。

「しかしつまるところ、これだけしていただけるお父様が本当にすばらしいですね。きっとそれだけのことを、これまで家族になさってきたんですね!」

そうきたか! 我慢できずに吹き出したら、先生は、「いやそこは笑うところじゃありませんよ」と大マジメに言うので、やっぱり笑ってしまいました。

父は、小市民的なごくごく普通の元サラリーマン。そこまでほめられる〝すばらしい人〟とは程遠いのです。

しかし、がんばっているのは本当なので、ほめられて母も悪い気はしません。それと同時に、先生の言葉で母に負担がかかっていることを、私も意識するようになりました。

ほめることは、価値を発見して認めること

わたしが昨年3級を取得した「ほめる達人」こと「ほめ達」検定では、ほめることは、「価値を見出してそこに光を当てる行動」と考えています。

お世辞やおべんちゃらは、「人をコントロールしようとする行為」であって、「まちがったほめ方」だとしています。

正しいほめ方なら、いくらほめてもほめすぎるということはありません。

本当のことを正しく評価して、感謝の言葉を、照れずに口に出して伝えることは、思っている以上に大きな効果があります。

不満を感じている自分のものの見方を変えるきっかけにもなります。

まず、自分が笑う、自分がほめる。身を持って体験しているので、私はこの「ほめ達」の教えを、「家庭内の平和にすごく役立つ!」と思っています。

最近うちでイライラを感じている方、居心地悪く感じている方は、試してみる価値、あるかもしれませんよ。

 

【参考】
「ほめ達!」公式サイト - 一般社団法人 日本ほめる達人協会

【こちらもあわせてご覧ください】
家族の認知症(アルツハイマー)は、受け入れるまでが最初のヤマ。


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