イチョウのある風景。そしてイチョウについての豆知識。
剪定された街路樹のイチョウ。
わずかに残った葉っぱが、寒々しく風に揺れていました。
12月に入ってからガクンと、朝夕冷え込んできました。
2014年12月5日、東京都練馬区の最低気温3.4度、最高気温12.6度。
最低気温が5度をきったら、冬だなと思います。
モミジやイチョウの紅葉もそろそろ終盤でしょう。……まだ満喫していませんが!
それでも紅葉で、見慣れた町の景色も美しく見えます。
夕暮れ時は日の光が赤くなるので、ことに黄色や赤が輝いて見えます。
さて、最近知ったイチョウ豆知識。
その1。
イチョウは、裸子植物門イチョウ綱イチョウ目イチョウ科イチョウ属に属する、裸子植物。
「これ以上ないくらい、ものすごくイチョウ」な感じの分類ですが、実は「現存する唯一のイチョウ綱」で、生きた化石としてレッドリストの絶滅危惧IB類に指定されているんですって! 初耳です。
「絶滅危惧IB類」とは、「絶滅危惧I類(絶滅の危機に瀕している種)」「絶滅危惧IA類(ごく近い将来のおける、野生での絶滅の危険性が極めて高いもの)」に継ぐ分類で。
「IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの」です。
言われてみると完全な野生のイチョウって、見たことないかもしれません。だっていつも町中の街路樹や並木道でおなじみだから。
野生のイチョウ、実は貴重らしいですよ。古代植物の生き残りで、世界でも日本と中国の一部だけに現存している木だとか。探してみたいものです。
その2。
東京都のシンボルマークって、ご存知ですか?
都内ではいたるところで見かける、扇形に似た緑色のマーク。
あれって、「東京都の木がイチョウ」なので、イチョウの葉っぱを模したものだと思っていたら、そうではないそうです。
デザイン意図としては、TOKYOの「T」を表現したデザインであって、イチョウの葉に見えるのはたまたま、なのだそうです。
くわしくは東京都の公式サイトでご確認を。
そして、なんでこれが「イチョウのデザイン」と勘違いされるようになったのかは、こちらのブログ(PASSERBY’S MEMORANDUM)に詳しいです。なかなか興味深いので、よろしければご一読を。