遊具のある公園。初めてのフォトウォーク01
先週末のかさこ塾祭りで、塾生の川口ヒロキさんが開催した「写真散歩(フォトウォーク)」に参加してきました。
その名のとおり「お散歩しながら写真を撮ろう」という企画で、そんなことが大好きな私にはぴったり! のんびりと気分転換しながら写真が楽しめそうで、前々からチェックしていました。
この企画の大きな特徴は、川口さんが貸してくれる、フィルムを入れた「トイカメラ」で撮影をする「スローフォト」。
てっきり自分のカメラで撮るのだと思いこんでいた私(サイトの説明は事前によく読みましょう!)は、その場で聞いてびっくりしたものの、初めてのトイカメラ、そして随分久々のフィルムカメラを手にして、テンションがすごく……上がりました!
フィルムトイカメラには、以下のような制限があります。
- ピントが合うのは、1.2m以上。
- 画角は広角固定(35mmフィルム換算22mm相当)
- シャッター速度は1/125固定。
ふむふむ。OK、OK。条件が限定されたゲームに挑むように、なんだかワクワクしてきましたよ?
というわけで、さっそく屋外に出ました。
空が真っ青、秋晴れのいい天気です!
フィルムは36枚撮り。撮影後、現像に出すために、散歩の間に36枚撮りきらないといけません。
とりあえず、気になったものにカメラを向けながら行ってみましょう!
以下の写真は、フィルムトイカメラで撮影したものです。
36連発、普段なら数枚撮ったら1点を選ぶところの写真も、すべて掲載してみます。画像補正なし、DPE屋でフィルムを現像してデータCDに焼いてもらった画像そのままです。お散歩感と私の試行錯誤感を楽しんでいただければ。
柿がいい色に色づいています。
アップにしたい……ところですが、遠くて近づけません!
青梅街道。街路樹がいい感じに黄葉しています。美しい青空。
四隅はゆがみが大きくて描写が流れており、光量が落ちていて濃い陰になり、独特のトイカメラっぽい味になっています。
お地蔵様。味わいをねらいます。
青梅街道。木々の黄葉がすばらしいけれど、構図に迷います。とりあえず空入れとこう。
蕎麦屋の入り口の風情に惹かれたのですが、どうも中途半端に。
遊具のある小さな公園に着きました。たけした公園。
「ここはなかなか絵になる」とのこと。確かに広角だと、いろんなものが枠内に入り込んできた方が、にぎやかにおもしろくなる気がします。構図を研究します。
キリンさん。地面に伸びる長い影が美しく入ってくれました。
遊具っぽい材質でできた、鋼鉄の藤棚。何やら構図に困っている感。
これは結構好きな1枚。藤棚の影がいい感じに入ってくれました。
これぐらい大きいポイントが真ん中にあると、落ち着きます。
上に藤棚入れてみたら、なんかいい感じに。
時刻は14時前。この時刻でこの影の長さ、さすがの11月です。
大好きなケヤキの木がガッツリ剪定されていて、殺風景な姿になっていたのがちょっと残念でした。街路樹や公園の木の宿命です。
土の上の桜の赤い落ち葉。
そろそろ、小さいものを撮ろうとするのは、あきらめたほうがよさそうな気がしてきました。何を撮っているのかわからなくなりそう。
公園の外に、赤いきれいな実が生っていた……のですが、やはり1.2m以上は近づけません。で、その距離から撮るとこんな感じに。何を撮った写真だかわからないことに。
構図に困ってカメラをタテにしてみましたが、どうにもなりませんでした。
これはもう、この家を撮ったんだと思うことにしようそうしよう。
真剣にフィルムトイカメラによる撮影を追求しすぎて、なかなか「スローフォト」の境地に至りません……楽しい。
続きます。