文化の日は晴れ! 六義園「カメラで楽しむ公園散歩」終了しました。
2016年11月3日(木・祝)に開催した、NPO樹木・環境ネットワーク協会主催「これから始める自然観察シリーズ カメラで楽しむ公園散歩〜落ち葉と実りの秋編」、無事終了しました。
天候にもめぐまれ、美しい大名庭園で、穏やかで和やかな、それでいて発見に満ちた刺激的な時間を、皆さん楽しんでくださったようです。
おいでいただいた参加者の皆様、どうもありがとうございました!
カメラと自然観察の入門講座
このイベントは、都内の公園大好きな私が、NPO樹木・環境ネットワーク協会のイベントとして企画し、4人の仲間の協力を得て、計5名のグリーンセイバーで実施したものです。
主催のNPO樹木・環境ネットワーク協会は、「人づくり」「森づくり」の活動を通して、持続可能な「自然とともに生きる社会」を作る活動をしている団体です。
今回の企画は、自然に親しんでいただくきっかけをつくる、自然観察の入門者用のイベント。
そして同時に、植物や生態系に関する知識を体系的に身につけた、私たち「グリーンセイバー」が、「イベント等を企画運営し、人に伝え、広める」活動の実践の場でもありました。
5人寄れば文殊の知恵。下見を重ねてアイデアを出し合って、それぞれに準備した結果、イベントがかたちになりました。
14名の参加者(+子ども1名)で和気藹々
前日から早朝にかけて小雨が降ったこの日、9時以降はまぶしいほど日が差す晴天になりました。
お申し込みいただいた参加者は、全部で14名、そして小さいお子さんがおひとり。30代から60代の男女という、多彩な取り合わせとなりました。今回は、おひとりで参加された方が半分以上。お友達などとおふたりで参加された方もいらっしゃいました。
最初にお互いのカメラを見せながら自己紹介したことで、場がなごみます。皆さん、植物やカメラに興味があって集まった方たちばかりなので、一緒に話を聞いたり撮影したりするうちに、見ず知らずの参加者同士で、会話を楽しんだりと、楽しげないい空気感になりました。
スマホ、コンデジ、ミラーレス、一眼、なんでもOK
スマホを含めれば、今やカメラを持たない人はいないといってもいいくらいです。でも、持っている道具の機能に気づかず、使いこなしていない方もいらっしゃいます。
カメラ講座では、そんな初心者向けに、撮影の基本をお話ししました。
話はできるだけさらっと。あとは実践です。
「私のカメラではそれ、どうやったらできますか?」
「スマホでもできますか?」
「オートでしか撮ったことないんですけど」
わからない方には、その場でカメラを見せてもらって、こちらも首をひねりつつ調べつつ、やり方をお伝えします。
皆さん、撮りたいものが目の前にあるので、かなりやる気でした。
自然観察の楽しさを
グリーンセイバーが案内する企画なので、植物に関する知識もお伝えします。
レクチャーの担当が、「どんぐりの違い」についてと「紅葉の仕組み」について、お話をしました。皆さん、興味深く聴き入っていました。
また歩く道道で、目についた植物について、それぞれが知っていることを話題にしていきます。
「この赤い実は、イイギリ。ほらあそこ、あの高い木の上になっているんですよ。葉っぱが大きくてご飯をつつめるから『飯桐』というんです」
「いっぱい小さいのが生えてきているでしょう? これ、銀杏から芽生えたイチョウの実生(みしょう)ですよ」
目の前の植物を見ながら話すので、皆さんとても興味をひかれるようでした。
知識を得れば、見るものが変わる。植物がとてもおもしろく、美しく見える。それを体験していただけたかと思います。
撮ってよし、撮らなくてもよしのゆるっと企画
今回来ていただいたのは、「植物」と「公園」と「カメラ」というキーワードに興味を持ってお集まりいただいた方々。
その共通項がつながって、穏やかで和やかな場を作り上げ、気持ちよく秋の1日を楽しんでいただくことができました。
その意味では、スタッフも頑張りましたが、参加者の皆様が作り上げたイベントともいえます。
楽しんでいただいた上で、今後の撮影や公園散歩、自然観察で、ひとつでもふたつでも、新しい楽しみを持ち帰っていただくことができていたら、これ以上うれしいことはありません。
ご参加いただいた皆様に、当日の写真をお送りいただいています。改めてまとめて掲載させていただきますね。
【参考】
特定非営利活動法人 樹木・環境ネットワーク協会
グリーンセイバー資格検定 – NPO法人 樹木・環境ネットワーク協会
【こちらもあわせてご覧ください】
・六義園「カメラで楽しむ公園散歩」、主役はドングリとハゼノキ!
・グリーンセイバーの情報たっぷり。「聚レター vol.138」が届きました
・「カメラで楽しむ公園散歩」(六義園)の下見をしてきました。
・11月3日(木・祝)「カメラで楽しむ公園散歩」お申込受付中。
・11月3日(木・祝)「カメラで楽しむ公園散歩・落ち葉と実りの秋編」のお知らせ
・港区エコプラザ「カメラで自然観察(in芝公園)」終了しました。
Spot Data
六義園(りくぎえん)
公式サイト http://teien.tokyo-park.or.jp/contents/index031.html
場所 東京都文京区本駒込6丁目
アクセス
JR山手線・東京メトロ南北線「駒込」(N14)下車 徒歩7分
都営地下鉄三田線「千石」(I14)下車 徒歩10分
季節の花
3月にしだれ桜のライトアップ、11月下旬〜12月上旬に紅葉のライトアップが行われる。ツツジ、サツキ、アジサイも見頃には美しい。
備考
文学に造詣が深く風流で知られた柳沢吉保が自ら設計した「回遊式築山泉水庭園」。五代将軍・徳川綱吉から下屋敷として与えられた駒込の地に造り上げた。明治時代に、岩崎弥太郎氏(三菱創設者)の所有となったのちに、東京市に寄付されて一般公開された。小石川後楽園ともども、東京の二大庭園に数えられる。
入園料 一般及び中学生 300円
開園時間 午前9時~午後5時 (入園は午後4時30分まで)
定休日 年末・年始 (12月29日~翌年1月1日まで)
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