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2015-11-21

都会の多忙な生活でも五感で秋を楽しめる「押し葉」にハマってみる。

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押し葉(上から時計回りにサクラ、ハゼノキ、不明、ケヤキ、クスノキ) 2015.11.20 東京都練馬区

押し葉(上から時計回りにサクラ、ハゼノキ、不明、ケヤキ、クスノキ) 2015.11.20 東京都練馬区

この秋、ひっそりと押し葉にハマっています。
これが、なんとも楽しい。
どんなに忙しくても都会の真ん中でも、五感で秋を楽しめる。お手軽で深〜いネイチャーウォッチング、オススメします。

 

どのように作る?

  • きれいな赤い葉を見かけたら、拾います。いつ拾ってもいいように、ビニール袋は持ち歩きましょう。
  • 持ち帰って、古いノートや電話帳、カタログなどにはさみ、上から本を数冊乗せて重石をかけます。
  • パリパリに乾いたら、できあがり。

 

メリット

短時間で気分転換。

スケジュールが詰まって自由な時間がとれない人も、遠くへ出かけられない都会の人も、いつもの道を通るときに5分余裕を見たり、15分遠回りをして公園や並木道を歩くだけで、楽しみの時間ができます。

五感で秋を楽しめる。

実際に葉っぱを手にとって拾う、本にはさんで乾燥していくさまをながめる、手で変化を確かめる、色が変わっていくさまを楽しむことで、自然の息吹をずっと身近に感じられます。

いろいろ実験できて興味深い。

まずは、きれいだと思った葉っぱを片っ端から押し葉にしてみましょう。種類によって、赤い色がきれいに残ったり、茶色に変わるのが不思議です。また、風合いが変わっても特徴は現物としてハッキリ残るので、あとから葉っぱを手掛かりに、何の葉なのか、時間をかけて調べたりすることもできます。

きっかけ

いつも持ち歩いているスケジュール手帳を開いたら、ふと、平たくつぶれて乾いた桜の花びらがこぼれ落ちました。

色も変わり、ぺっちゃんこなのに、しっかり色かたちが残っていて、ひとめで「あ、桜の花びらだ」とわかったんですね。なんでこんなところにはさまっているのかわからないけれど、季節が半年戻ったような気がしました。
忘れたころに出てくるのが、なかなかオツです。

ちょうど、ドングリ拾いから旬の赤い葉っぱ拾いに興味が移ったころでした。
「よし、これを紅葉した落ち葉でやってみよう」と思いました。

最初は、きれいな葉っぱを数枚手帳にはさめば満足する……はずだったのですが、数種類やってみたら好奇心がむくむくと湧いてきて、止まらなくなりました。

心構え

  • いつもビニール袋を持ち歩きましょう。
  • 基本的に、落ちているものを採取します。樹上のものは自然のものです。そのままに。
  • 掃除にまめなきれい好きや、冬の剪定業者に先に片付けられないよう、「いいな」と思ったら「また今度」などと思わず、即・採取しましょう。

 

きれいな押し葉を作るコツ

  • できるだけ落ちたてで傷んでいない、まだやわらかい落ち葉を拾います。
  • ノートや電話帳、カタログなど、紙の束にはさんで重石を乗せます。コピー用紙の反故紙を二つ折りにしたものにはさんでから冊子にはさむと、管理がしやすくなります。重石は、小さな葉っぱなら書籍数冊程度でも大丈夫です。
  • 落ち葉からはそれなりに水分が出ます。1日後に様子をみて、紙が湿り気を帯びているようなら、紙を替えたりはさむページを変えたりします。
  • 一度雨に濡れた葉っぱは、乾かしてから紙にはさんでも、カビが出やすいようです。

 

実は奥深い「押し葉標本」

「押し葉」というのは「押し葉標本」のことで、れっきとした学術的な植物のサンプル集めの手法のひとつなんですね。

表から見て裏から見て、光に透かしてながめると、組織がきれいに残っていて、細かい形状や毛の有無、葉脈がとても美しく見えます。見ていて飽きません。

カメラでどんなにマクロレンズできれいに撮影したとしても、現物を観察するのにはかなわない、ということを実感します。

ちょうど紅葉のシーズンです。きれいな葉っぱが落ちていたら、1枚拾って、手帳の間にはさんでみるところから始めてみてはどうでしょう? 忘れたころにちょっと楽しいことになりますよ、きっと。

 


Information

2015年12月13日(日)、かさこ塾祭りに出展します。
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植物写真の展示、フォトブックなどの頒布を予定しています。よろしければお立ち寄りください。会場は東京都千代田区の「3331 Arts Chiyoda」、入場無料。出展者などの詳しい内容は、公式サイトおよび公式ブログでお知らせしています。

 


Information

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