2014-09-15
まるで王冠のような。(ヒガンバナ)
石神井川沿いの路上で、桜の木の根本にヒガンバナ(彼岸花、曼珠沙華)を見つけました。
わずかな光に、オシベがきらきら。
まるで繊細に作り上げられた王冠のような風格です。
球状に固まって咲く花、オシベが描く弧、その先が点で描く円。
どこをとってもきれいな曲線で構成されています。
それが、まっすぐに伸びた直線の茎のてっぺんに乗っているという絶妙なバランス。
まるで、ぽんと空中に浮かんでいるかのようにも見えます。
ヒガンバナをデザインした神様は、天才ですね。
この左にある固く折り畳まれたつぼみが、一体どう展開したらこんなかたちになるんでしょうか?
色づく前のまだまだ青い芽もにょきにょき。
なるほど、こうやって土から出てくるんですね。
花が咲くまでは、なかなか目につかないわけです。
ヒガンバナのシーズンは始まったばかり。桜なら三分咲きといったところでしょうか。
まだまだこれからたくさん咲くでしょう。しばらく楽しみが続きそうです。
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