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2014-08-14

心の堰を開きたい。

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140805kasako

一昨日の夜、4週間参加した「かさこ塾」が終了しました。
このブログを始めるきっかけになった、実践中心の講義です。

好きなものを「好き」というのって楽しい。気持ちいい。
でも、ただそれだけのことが難しいほど、自分の思考や感情は凝り固まってしまっている……。
そんなことを痛感した4週間でした。


かさこさんが提唱しているのは、「好きを仕事につなげること」、そのために「ブログを始めること」、そして自分のブランドを作りあげていく「セルフブランディング」。

仕事やプライベート、自分を取り巻く環境が変わろうとしているのを感じて、今できることを何か……と始めたTwitterで、かさこさんが書いた記事と出会いました。それがちょうどかさこ塾3期生募集の締め切り直前でした。
毎週課題が出る実践タイプの講義、というところが気に入って、参加することにしました。頭の中だけで考えるのはもうたくさん! そのときの私は、何か、何でもいいから実際に行動を始めたかったんです。

講義では毎回、次週までの宿題が出るのですが、これがなかなか自分にはハードでした。
最初の週の宿題は、やりたいことを元に、ユニークな肩書きとハンドルネームを考えること。
次の週の宿題は、名刺を作り、ブログを作って一週間毎日更新すること。
そうして3週目の宿題は、3分間のプレゼンの準備をして、4週目最後の講義で、みんなの前で発表するというものでした。

ひとつひとつは、決して難しいことではなかったと思います。
難しかったのは、自分の心の有り様を確認して、変えねばならないこととして認識していくことでした。
意地っぱりで、負けずぎらいで、でもすごく怯えて、自信をなくして、縮こまっている。優等生ぶろうとして、常に何かの陰に逃げようとしている……。
ハッキリいって、どう見ても「カッコ悪い」。

フリーライターとして20年も仕事をしてきたのに、自分の言葉を持っていない。……ということを、もうずっと前から感じていました。
いや、本当はそれは内側にある。あるけれども、私がしてきた仕事は、それを表にふりかざすことを求められなかった。
いやいや、それを自分への言い訳にして、考えたり努力したりすることを怠ってきたのは自分自身……?

心の中にものすごく頑丈な堰があって、流れをせき止めているのを、ハッキリと感じました。
いきなり全開にする必要はない。少しずつ開いて、もっとさらさらと心が流れていけるようにしたい。
終わったときに考えていたのは、そんなことでした。

かさこさんは、ネットでの言葉は鋭い一面がありますが、理論が明晰で、かつ、それを人に分け与えることに惜しみない方です。教えていただいたことは、すぐさま成果や稼ぎが出る道ではないとわかっている分、「千里の道も一歩から」「急がば回れ」という、ごくごく基本的で誠実な方法論に感じました。

何よりも、「楽しむ」ことを中心に据えてすべての方法論を語るところに、説得力を感じました。『論語』で、孔子さんも言ってます。「これを知る者はこれを好む者に如かず。 これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」と。真理です。

同じ講座で学んだ3期生のみなさんとの出会いも、刺激になりました。
悩んだり、考えたりしているのは自分だけじゃないと思えたし、そこから踏み出していくさまが、本当に各人各様バラバラでおもしろい。
「いろんなやり方があっていいんだな」と思えました。

そして気がついたら……。
もっと周りにいたらいいなと思っていた、「写真やカメラに詳しい知人」や、「植物好きの同志」を、私はいっぺんに手に入れたのかも……!?

かさこさんとも、かさこ塾のみなさんとも、これからもよいご縁が続いていけばいいなと思っています。
やっぱり、人を変えるのは人。そして、思考を変えるのは行動ですね。

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このブログを書いている人
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宮野真有(みやの・まゆ)

東京都練馬区在住。フリーランスのフォトライター。

「楽しんで」「長く続けられる」「自分らしさが発揮できる」文章を大切に、教える・聞く・書くなどの文章関連のサービスを個人向けに行っています。

またブログでは、「植物」×「写真」×「文章」の3つをキーワードに、ベランダガーデニングや公園散歩の楽しみを発信しています。

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